ビジネス連絡でSMSを活用する際、避けて通れないのが「文字数制限」です。ルールを正しく把握していないと、メッセージが不自然に分割されて信頼性を損なうだけでなく、送信コストが想定外に膨らむリスクがあります。

現在のSMSは、全角最大670文字までの「長文SMS」に対応していますが、1通あたり(70文字ごと)の料金体系には注意が必要です。また、受信側の端末が古い場合、正常に表示されないケースも少なくありません。

本記事では、機種やキャリア別の文字数制限から、全角・半角・改行・URLの扱い、SMSを業務で活用する際の安全な文字数までを解説します。

この記事のまとめ
  • SMSには文字数制限があり、全角最大670文字・半角1,530文字まで送信可能
  • 文字数は端末・OS・キャリアによって変動し、古い端末では制限が厳しい傾向がある
  • 全角・半角・絵文字・改行・URLの扱いに注意しないと、意図せず文字数を消費し、分割送信やコスト増加につながる
  • 業務でSMSを利用する際は、分割送信によるコスト増だけでなく、送信上限の影響にも注意が必要
  • SMS送信サービスを活用することで、効率的かつ安全にSMSを運用できる
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【個人利用】SMSの文字数制限とは?

SMSは、携帯電話番号宛てに短文のメッセージを送受信できるサービスです。メールや他のメッセージアプリと異なり、送信できる文字数には上限が設けられています。

文字数制限を超えた場合、「送信エラーとなる」または「端末や仕様によってはメッセージが分割されて送信・受信される」ことがあります。SMSを利用する際は、文字数制限の仕組みを正しく把握したうえで利用することをおすすめします。

現在のSMSでは、最大全角670文字(半角英数字で1,530文字)まで送信可能です。以前は最大全角70文字(半角160文字)に制限されていましたが、2019年9月より主要キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)間で仕様が共通化され、長文の送受信ができるようになりました。

ただし、利用にあたっては以下の3つのポイントに注意が必要です。

  1. 文字数に応じて送信料が変わる
    1通(70文字まで)は約3円ですが、文字数が増えるごとに料金が加算され、最大(670文字)で約33円かかります。
  2. 古い機種や格安SIMの制限
    受信側の機種や契約プランによっては、現在も「全角70文字まで」しか受信できず、それ以上の長文は分割されたり、正しく表示されなかったりする場合があります。
  3. 画像やファイルは送れない
    SMSはテキスト専用です。写真や動画を送りたい場合は、+メッセージ(プラスメッセージ)やLINE、メールを利用する必要があります。

参考:ショートメッセージサービス(SMS)の画面説明| サービス・機能 | NTTドコモ

機種ごとのSMSの文字数制限

SMSの送信可能な文字数は、使用している端末やOSのバージョンによって異なります。

現在販売されているスマートフォンでは、全角で最大670文字、半角英数字で最大1,530文字まで送信可能です。古いスマートフォンやフィーチャーフォン(ガラケー)では、全角70文字、半角160文字に制限されます。

ガラケー同士やガラケーとスマートフォン間でもSMSは利用可能ですが、文字数制限の違いを把握しておくことで、意図した内容を正確に伝えやすくなります

参考:対応機種 | サービス・機能 | NTTドコモ

携帯キャリアごとのSMSの文字数制限

SMSの文字数制限は、利用する携帯電話会社やサービスによっても異なります。

携帯電話会社・サービス SMSの文字数 備考
主要キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル) 全角670文字、半角1,530文字 海外や一部回線では、全角70文字、半角160文字に制限される場合あり
格安SIM(大手4キャリア回線利用時) 全角670文字、半角1,530文字 楽天モバイルなど、自社回線と他社回線を併用している場合は異なる
+メッセージ 全角2,730文字 相手がアプリを利用していない場合は全角670文字に制限

送信可能な文字数や条件について確認しておきましょう。

主要キャリアの場合

現在、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの大手4キャリアでは、SMSの送信可能文字数は全角最大670文字(半角1,530文字)で統一されています。

2019年9月の仕様共通化により、異なるキャリア間でも長文の送受信が可能となりました。ただし、利用にあたっては以下の点に注意が必要です。

  • 受信側の環境による制限
    送信先がドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルのいずれかの回線を利用している場合に限ります。海外への送信や、古い機種・一部の特殊な通信回線宛ての場合は、現在も全角70文字(半角160文字)に制限されることがあります。
  • 楽天モバイルの独自仕様
    楽天モバイルユーザーが専用アプリ「Rakuten Link」を使用した場合、相手もLink利用者であれば文字数制限なく無料で送信可能ですが、通常のSMSとして送る場合は他社同様の制限が適用されます。

格安SIMの場合

格安SIM(MVNO)であっても、ドコモ・au・ソフトバンクの通信網を利用している場合は、基本的に大手キャリアと同様に全角最大670文字(半角1,530文字)のSMS送受信が可能です。

ただし、楽天モバイル(自社回線)や独自の専用アプリを利用する場合は、以下の通り制限が異なります。

  • 楽天モバイル(Rakuten Link利用時)
    専用アプリ「Rakuten Link」同士であれば、文字数制限はなく最大全角10,000文字まで無料で送信可能です。相手がLinkを利用していない場合は、通常のSMS(最大670文字)として送信されます。
  • 楽天モバイル(標準SMSアプリ利用時)
    OS標準のメッセージアプリを使用する場合、全角70文字(3円)〜最大670文字(33円)の段階料金が適用されます。
  • 海外・古いプランの制限
    一部の古い格安SIMプランや、海外ローミング中などは、現在も全角70文字に制限される場合があります。

格安SIMで長文SMSを利用する際は、利用中の回線種別だけでなく、「送信に使うアプリ」によって文字数や料金が大きく変わる点に注意が必要です。

+メッセージを利用する場合

+メッセージ」は、ドコモ・au・ソフトバンクの3社が共同提供している進化版SMS(RCS規格) です。従来のSMSと同じく電話番号でやり取りが可能ですが、機能面で大きく異なります。

  • 最大文字数:全角2,730文字
    アプリ同士であれば、SMS(670文字)を大幅に上回る長文送信が可能です。
  • 通信料:パケット通信(実質無料)
    1通ごとに料金がかかるSMSと異なり、データ通信(Wi-Fiやプランのギガ)を利用するため、月額基本料金内やWi-Fi環境下では実質無料で利用できます。
  • リッチコンテンツへの対応
    写真、動画、音声メッセージ、位置情報、スタンプ、ファイル送信(最大100MB)など、LINEに近い感覚で利用可能です。

送信相手が「+メッセージ」アプリを利用していない場合は、自動的に通常のSMS(最大全角670文字・有料)に切り替わって送信されます。この際、画像やスタンプは送れなくなるため注意が必要です。

また、現在は多くの格安SIM(MVNO)でも利用可能ですが、楽天モバイルユーザーとは「+メッセージ」でのやり取りはできません(通常のSMS扱いとなります)。

+メッセージについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

関連記事:プラスメッセージとは?料金やメリット、SMSとの違いを解説

SMSの文字数はどう数える?全角・半角・絵文字のカウント方法

SMSの文字数制限(最大670文字)を正しく管理するには、文字の種類ごとの「カウントルール」を知ることが重要です。文字数が増えると送信料金も変動するため、以下のルールを抑えておきましょう。

項目 カウントの扱い 注意点
全角文字 (漢字・かな) 1文字としてカウント 標準的な数え方です。
半角英数字 1文字 としてカウント 半角のみの場合、最大1,530文字まで拡張。
半角カタカナ 全角1文字分 (2バイト) 見た目は半分ですが、容量は全角と同じです。
改行・スペース 1文字 としてカウント 空白や改行も1文字扱いです。多用に注意。
絵文字 2文字〜数文字分 機種によりカウントが異なり、文字数を圧迫します。

メッセージが途中で切れるのを防ぐには、文字や記号、改行のカウント方法を理解し、必要に応じて文字数を管理することが重要です。

全角と半角の違い

SMSでは、全角文字(ひらがな、カタカナ、漢字など)と半角文字(英数字、記号など)で文字数のカウント方法が異なる場合があります。

一般的には全角も半角も1文字として扱われますが、機種や通信キャリアによっては全角文字が2文字分として計算されることがあります。

また、半角カタカナは見た目の幅が狭いため、「半角カタカナを使えば文字数を減らせる」と思われがちですが、SMSのデータ伝送規格(PDUモード等)では、半角カタカナは全角文字と同じデータ量を消費します。文字数節約の効果はなく、逆に文字化けのリスクがあるため、ビジネス利用では避けるのが無難です。

絵文字・特殊記号・改行の扱い

SMSに含まれる絵文字や特殊記号改行も文字数に影響する点に注意しましょう。

絵文字は1文字分とは限らず、機種やキャリアによっては全角2文字以上としてカウントされることがあります。改行や整形用の記号も文字数に含まれます。とくに改行は環境によって表示が変わるため、本文整形の目的で多用すると意図せず文字数が増えることがあります。

SMSの文字数を効率的に使うには、記号や改行を必要最小限に抑えることが望ましいです。

鈴木 伸吾

鈴木 伸吾 (監修)

全角と半角が混在するSMSのメッセージは、見た目よりも『データ量』が優先されます。実務では『1行30文字程度』を目安にし、改行は最小限に留めるのが、読みやすさとコスト(送信料)を両立させるコツです。特に1通(70文字)に収めたい場合は、記号やスペースを徹底して削る工夫が求められます。見栄えとコストのバランスを考慮しつつ、文章を適切に設計しましょう。

SMSにURLを入れると文字数はどうカウントされる?

SMSでは、メッセージに含まれるすべての文字が文字数としてカウントされます。そのため、長いURLをそのまま挿入すると、文字数の上限を超え、複数通に分割される可能性があります。

ここでは、SMSでのURLの扱いについて具体的に見ていきましょう。

URLの扱い

SMS本文内にURLを記載すると、URL全体の文字数がSMSの文字数としてカウントされます。

たとえば、長いドメイン名やパラメータ付きのURLを本文に含める場合、文字数が多くなります。これによって、メッセージが1通に収まらず複数に分割される可能性があります。

そのため、SMSでURLを送る際は文字数を意識した設計が重要です。必要に応じてメッセージを簡潔にまとめたり、短縮URLを活用したりするなどの対策が求められます。

短縮URLを使うメリットと注意点

SMSでURLを送る際の文字数を節約できる方法として「短縮URL」の活用が挙げられます。

短縮URLとは、長いURLを短い文字列に置き換える仕組みです。文字数を節約できるため、本文により多くの情報を盛り込むことができます。これによって、送信回数を抑えてコスト削減にもつなげられます。

しかし、短縮URLにすると元のURLがわかりにくくなるため、不審に思われてクリックされないリスクがあります。 自社名を明示するなどの方法で信頼性を確保し、クリック率低下のリスクを抑えましょう。

短縮URLのメリットや活用シーンについては、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:SMSで短縮URLを活用しよう!メリットと代表的な活用シーン

鈴木 伸吾

鈴木 伸吾 (監修)

URLを含む場合、文字数制限を考慮して短縮URLを活用するのが一般的です。ただし、無料の短縮URLサービスや信頼性の低いドメインは、キャリアのスパムフィルターに抵触しやすく、到達率を著しく低下させます。ビジネス利用では、自社ドメインを用いた専用の短縮URL発行システムの検討が不可欠です。また、配信前には必ず『テスト送信』を行い、文字数カウントのロジック(改行や記号の扱い)に誤りがないか確認しましょう。

SMSの文字数オーバーはどうなる?分割送信の仕組み

SMSは、文字数が上限を超えると、自動的に複数のメッセージに分割 されることがあります。送信者側では1つのメッセージを作成していても、受信者側では分割された状態で届く場合があるため注意が必要です。

分割送信は、主に文字数制限を超えた場合に発生しますが、使用するキャリアやSMSサービスの仕様によって細かい条件は異なります。

ここでは、SMSが分割される条件と業務利用における3つのリスクについて詳しく解説します。

分割される条件と表示のされ方

  • カウント単位
    全角70文字(半角160文字)単位で1通分として計算されます。
  • 受信側の表示
    最近のスマートフォン(iPhone/Android)では、分割されたメッセージを自動的に結合し、「1つの吹き出し」として表示するのが一般的です。しかし、古い機種や一部の格安SIM端末では、メッセージが「1/2」「2/2」のようにバラバラに届くことがあります。

業務利用におけるSMS配信最適化の3つのポイント

ビジネスでSMSを活用する際、メッセージの文字数や運用を適切に管理することは、単なる「文章作成」の範疇にとどまりません。コストの最適化、確実な到達、そして顧客の利便性を左右する重要な運用判断となります。

  • メッセージの文字数と送信コスト
    SMSの料金は「通数」課金です。個人間の利用では1通3円程度が目安ですが、法人向けSMS送信サービスの場合は配信環境や提供会社によって単価が異なります。70文字を超えて「2通分」と判定されると1通あたりのコストが段階的に加算されるため、情報の到達率や即時性といったSMSの強みを踏まえつつ、郵便や電話など既存手段との費用対効果を多角的に比較・検討することが推奨されます。
  • キャリアのフィルタリングリスク
    短時間に大量の分割メッセージを送信すると、キャリアのスパムフィルタに「不審な挙動」と判定され、到達率が下がるリスクがあります。
  • 重要な情報の欠落
    受信環境により「2通目だけが先に届く」「1通目が届かない」といった順序の入れ替わりや欠落が起こる可能性がゼロではありません。

月末の請求通知や災害時の緊急連絡など、迅速な配信が求められるメッセージでは、送信上限に達した場合の配信遅延にとくに注意が必要です。

こうしたリスクを避けるためには、文字数を適切に管理し、必要に応じて複数回に分けて送信するなどの工夫 が求められます。

SMSの送信上限数についての詳細は、以下の記事をご確認ください。

関連記事:SMSの送信上限数とは?キャリア別の制限数と対処法を解説

SMS送信にかかる料金と文字数の関係

SMSは受信は無料ですが、SMSの送信には「1通ごと」に料金が発生します。文字数に応じて料金が変動する仕組みのため、送信内容によっては想定以上のコストがかかる場合があります。

とくに長文を送信する場合は、文字数制限を超えると自動的に複数通に分割され、それぞれの通数分だけ料金が加算されるため注意が必要です。

ここでは、個人向け・法人向けそれぞれの料金と文字数の関係について解説します。

【個人向け】スマートフォンや携帯電話から送る場合(国内)

標準的なメッセージアプリから送信する場合、文字数に応じた料金目安は以下の通りです。

文字数(全角) 相当通数 送信料(目安)
1〜70文字 1通分 約3円
71〜134文字 2通分 約6円
135〜201文字 3通分 約9円
以降、67文字ごと +1通分 +約3円
最大670文字 10通分 約33円

※実際の料金は契約プランにより異なります。70文字を超えると自動的に「分割扱い」となり、合計文字数に基づいた料金が合算して請求されます。

【法人向け】SMS送信サービスを活用する場合

法人がビジネス目的で一斉送信やシステム連携(API)を行う場合は、専用の「SMS送信サービス」を利用するのが一般的です。

  • 従量課金制が主流
    法人向けサービスは1通8円〜18円程度ですが、1日200通の上限解除やWebからの効率的な一斉送信、誤送信防止、到達確認といったビジネスに不可欠な付加価値が含まれます。
  • 「1通」の定義に注意
    サービスによって「70文字=1通」と計算する場合と、「送出した全データ量」で計算する場合があります。長文(670文字など)を送る場合、単価×分割数のコストがかかるため、事前のシミュレーションが不可欠です。
  • キャリア直接接続の重要性
    安価なサービスの中には海外回線を経由するものがありますが、主要キャリアのブロックのリスクが高まります。ビジネスでは、コストだけでなく「国内直収接続(国内主要キャリアとの直接接続)」による到達率の確保が最優先です。

多くのSMS送信サービスの中から、自社の配信規模に適した料金体系や、業務を支える機能・セキュリティを備えた最適なサービスを選定することで、中長期的なコストパフォーマンスを最大化できます。

SMSの料金についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をあわせてご確認ください。

関連記事:SMSの料金とは?各社の料金や料金を抑えるポイントを解説

鈴木 伸吾

鈴木 伸吾 (監修)

法人向けサービスでは、大規模送信に最適化された強固な配信プラットフォームを提供しています。最大670文字の長文送信を安定して処理できるだけでなく、送信通数が増大しても安定した到達率を維持できる設計となっており、一斉送信における運用の集約化とコストパフォーマンスの最大化を両立させることが可能です。

SMS送信サービスの活用例

SMSは「到達率99%以上・開封率80%以上」とも言われる視認性の高さが最大の武器です。メールに埋もれない特性を活かし、幅広いビジネスシーンで導入されています。以下に代表的な活用例を紹介します。

  • 予約のリマインド通知(ノーショー対策)
    飲食店、美容院、クリニックなどの予約ビジネスにおいて、最大の課題である「無断キャンセル(ノーショー)」を未然に防ぎます。予約日の前日にリマインドメッセージを自動送信することで、顧客のうっかり忘れを防止し、店舗側の損失を最小限に抑えます。最大670文字の長文対応であれば、日時だけでなく店舗地図のURLやキャンセル規定まで1通で伝えきることが可能です。
  • 重要事項の通知・督促連絡
    契約書類の不備、支払日の案内、未払い金の督促など、確実な確認が求められる連絡に最適です。電話がつながらない顧客に対しても、端末のホーム画面に直接通知を残せるため、メールよりも格段に高い「折り返し率」や「即時対応」が期待できます。冒頭に【重要】などの識別子を置くことで、開封を強力に促します。
  • SMS認証
    ウェブサービスのログイン時や会員登録時の本人確認コード送信など、セキュリティ強化のスタンダードとして活用されています。携帯電話番号という「個人の所有物」に紐付くため、なりすまし防止に極めて有効です。世界中で共通の仕組みであるため、グローバルなサービス展開においても信頼性の高い認証手段となります。
  • アンケート調査・プロモーション
    キャンペーン告知や利用後の満足度調査など、短期間で多くの反応を集めたい施策に適しています。メルマガに比べてクリック率(CTR)が高い傾向にあり、短縮URLを添えて専用フォームへ誘導することで、高い回答率を確保できます。文字数が限られているからこそ、シンプルで迷わせない導線設計が可能です。
鈴木 伸吾

鈴木 伸吾 (監修)

SMSは「メールより埋もれず、電話より邪魔にならない」という、絶妙な距離感が最大の強みです。督促や重要なお知らせなど、確実なアクションが欲しい場面で真価を発揮します。単なる通知で終わらせず、URLから即座に手続きや決済を完了できる動線(導線)を設計することで、顧客の利便性とビジネスの反応率を同時に高めることが可能です。

SMS送信サービスの選定で確認したい6つのポイント

SMS送信サービスを選ぶ際、初期費用や月額料金といった価格面だけでなく、ビジネスの安定性を支える「配信品質」と「機能性」を多角的に比較検討することが不可欠です。自社の用途に最適なサービスを見極めるため、特に注目すべき6つのポイントを詳しく解説します。

  1. 到達率が高いか
  2. 国内直収接続に対応しているか
  3. 送信処理能力が高いか
  4. 必要な機能が揃っているか
  5. API連携に対応しているか
  6. セキュリティ・サポート体制が充実しているか

これらのポイントを踏まえて各社のサービスを評価することで、自社の用途に最適なサービスを選定できます。

1.到達率が高いか

SMSを採用する最大のメリットは、他の連絡手段を圧倒する「到達率」にあります。サービス選定において到達率は最も基本的な指標であり、この数値が低いと重要な認証コードや緊急通知が顧客に届かず、ユーザー体験の悪化や業務上の機会損失を招く恐れがあります。検討時には、サービスが公表している到達率の根拠や、自社と同規模の業界における導入実績を十分に確認し、安定してメッセージを届けられる環境が整っているかを判断基準にしましょう。

2.国内直収接続に対応しているか

SMSの配信経路には、国内キャリアのネットワークを直接利用する「国内直収接続」と、海外の回線網を経由する「国際網接続」の2種類が存在します。国内直収接続は、NTTドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルといった主要キャリアと直接システムを連携させているため、極めて高い到達率と通信の安定性を誇ります。一方、国際網接続はコストを抑えられる反面、受信側の端末で「海外SMSブロック」が設定されていると届かないリスクがあります。国内の顧客へ重要情報を確実に届けるなら、格安SIMユーザーも含めて高い受信成功率を維持できる国内直収接続に対応したサービスを選ぶのが定石です。

3.送信処理能力が高いか

数万人規模への一斉送信や、リアルタイム性が求められる認証通知を行う場合、システムの「送信処理能力」が業務効率を大きく左右します。処理能力が不十分なサービスでは、配信待ちによる遅延が発生し、顧客対応のタイムラグや認証期限切れによる離脱を引き起こすリスクがあります。1時間あたりの最大送信キャパシティに加え、携帯電話番号の履歴から宛先不明を事前に判定する機能の有無など、自社の業務規模に耐えうる性能と誤送信防止の仕組みを兼ね備えているかを確認してください。

4.必要な機能が揃っているか

ビジネスに特化したSMS送信サービスには、一斉配信や自動送信、運用管理など、業務の効率化を支える多彩な機能が備わっています。

  • 一斉送信
  • 予約送信
  • 双方向SMS
  • 承認機能
  • 短縮URL

用途に適した機能が揃っていなければ、サービスを十分に活用できず、業務効率や顧客体験に悪影響を及ぼします。将来的な用途拡大も視野に入れ、幅広い機能を提供しているサービスを選ぶことで、運用の柔軟性を確保できるでしょう。

5.API連携に対応しているか

API連携とは、異なるアプリケーションやシステムが、APIを介して互いのデータや機能を連携し、利用・操作できるようにする仕組みです。

API連携に対応したSMS送信サービスは、自社システムや外部ツールと接続することで送信作業を自動化 できます。手動での送信やCSVアップロードが不要になるため、人的コストの削減や運用の効率化につながります。

大量送信や予約送信、イベント連動型の配信など、自動化が求められる運用ではとくに重要なポイントです。

SMSのAPI連携については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:SMSのAPI連携のメリットとは?自動送信への活用と導入の流れ

6.セキュリティ・サポート体制が充実しているか

SMSにおいて携帯電話番号などの個人情報を扱うため、情報漏えい対策は必須です。

サービス選定時には、各社のサービスに以下のセキュリティ対策が施されているかを確認しましょう。

  • 国内サーバーの運用
  • 通信の暗号化
  • アクセス権限の管理
  • プライバシーマークやISMS認証の取得状況

また、導入後に問題が発生した際に、迅速に対応できるサポート体制が整っていることも重要な判断基準です。

「電話やチャットなど複数の窓口で対応しているか」「緊急時には24時間のサポートを提供しているか」などを確認し、セキュリティとサポートの両面で信頼できるサービスを選びましょう。

NTTグループのSMS送信サービス「空電プッシュ 」は、法人が求める要件を幅広くカバーしています。高い到達率と国内直収接続による安定した通信、迅速な送信処理に加え、多様な機能やAPI連携、充実したセキュリティ・サポート体制を備えており、導入後も安心して運用できるサービスです。

鈴木 伸吾

鈴木 伸吾 (監修)

サービス選定において『安さ』だけを追求すると、到達率の低さによる再送コストや、カスタマーサポートへの問い合わせ増という目に見えない損失を招くことがあります。特に国内直収ルートの有無は、ビジネス利用における生命線です。API連携のしやすさや、24時間365日の保守体制といった『運用開始後の安心感』までを含めて総合的に評価することが、結果として最も高い投資対効果(ROI)を生み出します。

SMS送信時の注意点

SMSは高い到達率や即時性が強みである一方、メールとは異なる制約や運用上の注意点があります。SMSの特性を十分に理解せずに利用すると、意図した情報が正しく伝わらなかったり、受信者に不信感を与えたりする恐れがあります。

ここでは、SMSを業務で活用する際にとくに留意すべき4つのポイントを解説します。

  1. 件名・送信者の設定ができない
  2. 画像・動画が送れない
  3. 受信側の設定によって届かない場合がある
  4. 広告・宣伝目的での利用は事前の同意が必須

1.件名・送信者の設定ができない

SMSにはメールのような「件名」欄がなく、受信画面には送信元の電話番号のみが表示されるのが基本です。受信者の端末に連絡先が登録されていない場合、誰からの連絡か判別できず、迷惑メッセージと誤認されて開封されずに破棄されるリスクがあります。これを防ぐためには、本文の冒頭に必ず【企業名・サービス名】を明記し、一目で身元がわかる工夫を凝らすことが不可欠です。

2.画像・動画が送れない

SMSはテキスト(文字)送信に特化した規格であるため、写真やPDFなどのファイルを直接添付して送ることはできません。画像や詳細な資料を共有したい場合は、対象ファイルをクラウドストレージ等へアップロードし、そのアクセス用URLを本文内に記載して誘導する手法が一般的です。その際、URLが長すぎると文字数制限を超えてしまうため、短縮URLを活用してスマートに案内することが推奨されます。

SMSで画像や動画を送る方法についての詳細は、以下の記事をご参照ください。

関連記事:SMSで画像や写真を送るには? 送信方法を詳しく解説

3.受信側の設定によって届かない場合がある

SMSは非常に到達率の高い連絡手段ですが、受信者が迷惑メール対策として「登録外番号からの受信拒否」や「海外サーバー経由のブロック」を設定している場合、メッセージは届きません。特に本人確認などの重要な手続きでSMSを利用する際は、サイト上であらかじめ「SMS受信設定の確認」を促す案内を設けるなどの配慮が求められます。また、不達を最小限に抑えるには、国内回線を直接利用する国内直収の配信サービスを選定することが重要 です。

4.広告・宣伝目的での利用は事前の同意が必須

キャンペーン案内などの広告・宣伝目的でSMSを送信する場合、「特定電子メール法」に基づき、事前に受信者の同意(オプトイン)を得ることが法律で義務付けられています。同意を得ずに送信することは禁止されており、違反した場合には罰則や企業名の公表など、ブランドイメージを著しく損なう恐れがあります。運用にあたっては、同意を得た記録を適切に管理し、メッセージ内には必ず「配信停止(オプトアウト)の方法」を明記する体制を整えましょう。

特定電子メール法については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:特定電子メール法とは?罰則の内容と違反しないためのポイント

鈴木 伸吾

鈴木 伸吾 (監修)

SMSは非常に強力な連絡ツールですが、使い方を一歩間違えると『不快なスパム』と捉えられかねません。特に件名がないという特性上、冒頭の数文字でいかに信頼を獲得するかが開封率を左右します。また、法規制への対応は『知らなかった』では済まされないため、配信リストの管理と同意取得のプロセスを仕組み化することが、長期的な運用における最優先事項です。

SMSの文字数制限を正しく理解し、ビジネス効果を最大化しよう

かつてSMSは「全角70文字」という厳しい制約がありましたが、現在は最大670文字の長文配信が標準となっています。この拡張により、プロモーションの詳細や重要な契約案内などを、内容を削ることなく1通のメッセージで完結させることが可能になりました。

長文送信を賢く活用することは、単なる情報伝達に留まらず、ユーザーの視認性を高め、確実なアクション(URLクリックや手続き完了)へと繋げる強力な武器となります。

NTTグループが提供するSMS送信サービス「空電プッシュ」は、最大670文字の長文配信に完全対応しています。NTTのセキュリティ品質に加え、SMS送信市場において10年連続シェアNo.1という確かな実績を誇ります。

お客様へ必要な情報を確実に届ける手段として、ぜひ「空電プッシュ」の導入をご検討ください。

SMSの文字数についてよくある質問

最後に、SMSの文字数についてよくある質問を紹介します。

SMSは手軽に情報を届けられる反面、文字数の制限によって一部しか届かないこともあります。効果的にメッセージを配信するために、ルールを正しく理解しておきましょう。

Q1.

SMSの文字数に空白はカウントされますか?

A.

SMSでは、空白(スペース)も文字数としてカウントされます。

文章の可読性を高める目的で空白を多用すると、意図せず文字数制限を超えてしまう可能性があるため注意しましょう。

Q2.

SMS配信サービスごとに送信できる文字数に違いがありますか?

A.

現代の主要なSMS配信サービスでは、全角で最大670文字、半角で最大1,530文字まで送信できるのが一般的です。

ただし、受信側の端末によっては、受信できる文字数が異なります。とくにフィーチャーフォン(ガラケー)などの古い携帯電話は、全角70文字(半角160文字)を超えると複数のメッセージに分割されて受信されることがあります。そのため、重要な情報や連絡事項は可能な限り短くまとめるか、詳細はWebページへのリンクで補足する方法が推奨されます。※URLが長くなる場合は「短縮URL」の活用が必須です。

Q3.

SMSの文字数制限は解除できますか?

A.

SMSの文字数制限は通信規格にもとづく制約であり、1通で扱える文字数の上限は解除できません。

ただし、規定の文字数を超える長文を、自動的に複数のSMSに分割し、受信側で1つのメッセージとして見せる仕組みがあります。この方法を用いることで、実質的に長いテキストを届けられます。