メールやメッセージアプリと比較して、SMSは開封率・到達率が高いと言われており、「携帯電話の標準機能で送れる」「ポップアップ表示されるので気づいてもらいやすい」など、さまざまなメリットがあります。この記事では、SMS配信サービスの利用用途やおすすめの選び方について紹介します。

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SMSは携帯電話番号宛てにメッセージを送信できるサービス

「SMS」は「ショートメッセージサービス」の略で、携帯電話番号を宛先にしてテキストを送信できるサービスです。ちなみに、ドコモやソフトバンク、楽天モバイルではSMSですが、auではCメールと呼ばれています。SMSはアプリのインストールが不要で、フューチャーフォンを使用している相手ともやりとりができます。特別な設定や登録をする必要がないので企業が顧客と連絡をとる際に利用することも増え、SMS認証としての利用も一般的になっています。

開封率・到達率とは

SMSは開封率・到達率が高いツールと言われていますが、そもそも開封率・到達率は何を意味するのでしょうか。開封率・到達率の意味や計算方法について紹介します。

開封率

開封率とは、送信した内容が実際にどれくらい開封されたかを表す指標です。以下の式で算出できます。

(開封率)=(開封数)÷(有効配信数)×100

開封率が高いということは、それだけ多くの人に届けたい情報を届けることができるということを意味します。

到達率

到達率とは、配信したメッセージが届く確率のことです。宛先に送っても一定数は届かない可能性があり、届かないケースが多い場合は到達率が低いということになります。

そもそも到達率が低ければ、開封率が高くても、読んでもらえる総数が少なくなるため、開封率とともに到達率の高さも重要です。

SMSのメリット・デメリット

SMS配信サービスの導入を検討する際には、まずはSMSのメリット・デメリットを把握するのがおすすめです。

SMSのメリット

SMSのメリットは「携帯電話番号のみで送れる」「連絡先の変更が少ない」「開封率・到達率が高い」「携帯電話の標準機能で利用できる」などがあります。

携帯電話番号がわかればすぐに送れる

SMSは携帯電話番号宛てにテキストメッセージを送れるサービスなので、電話番号がわかっている相手であればすぐにSMSを送ることができます。

電話番号変更の少なさ

MNP(ナンバーポータビリティ)の普及から、携帯電話番号は一度取得すると、機種変更をした場合でも変更することが少なく、確実に連絡がとれる手段として活用することができます。

ポップアップ表示されるので開封率・到達率が高い

SMSを受信するとポップアップで表示されるため、タイミングが合えばリアルタイムで開封してもらえます。もし、仕事中などに受け取ったとしても、携帯電話を使用するときに目に入るので未開封になりにくいメリットがあります。

SMSの開封率・到達率は90%以上といわれており、タイミングが合わず、何度も電話をかけるコストや手間をなくし、1回の送信で情報を伝えられる可能性が高いです。電子メールの開封率が約10%、電話の接続率が約30%と言われていることを考えると、いかにSMSの開封率が高いかわかります。

携帯電話の標準機能で受信できる

SMSはアプリのインストールやアカウントの登録が不要で、誰でも受信可能です。そのため送信したSMSの開封率・到達率が高くなります。

SMSのデメリット

テキストメッセージのみ送信することを目的としているSMSは、「文字数制限がある」「画像・動画が送れない」「送信毎に料金がかかる」点がデメリットです。

文字数制限がある

SMSは「ショートメッセージサービス」という名の通り、短文向けのサービスで、文字数制限があります。利用している携帯電話会社や携帯端末等によって違いますが、従来は全角70文字まででしたが、現在は最大全角670文字まで送信可能になりました。

関連記事:SMSの文字数制限とは?活用例やサービスを選ぶポイントも紹介

1通ごとに送信料金が発生する

SMSは1通送るたびに料金が発生します。その単価は携帯キャリアによって若干異なりますが、3-33円が一般的です。

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画像や動画の送信ができない

SMSはあくまでも「テキストメッセージを送るためのサービス」なので、画像や動画の送信はできません。画像や動画でなければ伝えられない内容をSMSで送る必要があるときは、画像や動画のURLをSMSで送り、リンク先で必要な画像や動画を確認してもらうことができます。

関連記事:SMSで画像や写真を送るには? 送信方法を詳しく解説

SMSと電子メールはどういう部分が違うの?

SMSのほかにメッセージを送ることができる代表的なものとして電子メールがあります。SMSとの違いについて比較してみましょう。

メールアドレスでやりとりする電子メール

SMSは携帯電話番号宛てにメッセージを送るのに対し、電子メールは自分専用メールアドレスを持っている者同士がメッセージのやりとりをできるサービスです。電子メールは比較的簡単にメールアドレスを変更できます。また、携帯電話番号を複数持っている人は一般的に少ないのに対し、メールアドレスは複数アカウントを好きなだけ持てる点も大きな違いです。

電子メールはアカウント登録などが必要

電子メールは、利用するためにアカウント登録やアプリのインストールをする必要があります。SMSは携帯電話の標準機能となっているため、アカウント登録やアプリのインストールは不要で、友達登録をしなくてもいつでもメッセージを送ることができます。

【法人向け】SMS送信サービスの送信方法と便利な機能

SMSをビジネスで活用する際は、一斉送信も可能なSMS送信サービスの利用がおすすめです。SMSの送信方法と便利な機能について解説します。

SMS送信サービスの送信方法は「国内直収」と「国際網接続」の二通り

SMS送信サービスを利用する際の接続方法は2つあります。ここでは、SMS配信する際の2つの方法「国内直収」と「国際網接続」について紹介します。

「国内直収」はSMSの開封率・到達率が高い

SMS送信サービスの送信方法はサービス提供各社によって異なるため、あらかじめ確認しておくほうが良いでしょう。「国内直収」は、国内の4大キャリアであるドコモやソフトバンク、au、楽天モバイル各社と直接接続してメッセージを送る方法です。「キャリア直接接続」と呼ばれることもあります。安定した経路でメッセージが送られるので、国内直収におけるSMSの開封率・到達率は98~99%と高い数値を出しています。顧客にSMSを確実に送信するためには、国内直収はほぼ必須と言えます。

費用が節約できる「国際網接続」

「国内直収」に対して、海外の通信会社の回線を通してSMSを送信するのが「国際網接続」です。海外の回線を通してSMSを送るときは、1通あたりの費用が比較的安いです。そのため、運用費の削減に有効ですが、海外からのSMSは経路が固定されていないなどの原因により、「国内直収」よりSMSの開封率・到達率が一般的に低くなってしまいます。

SMSのさまざまな利用用途をご紹介!

SMS送信は手軽にできるのでさまざまな用途に利用されています。ここでは「SMS送信が利用されるシーン」「SMSの利用ケース」などを紹介します。

2段階認証による本人確認

インターネットバンキングなど金融関係のサイトや個人情報を扱うサイトにログインする際、2段階認証が行われます。たとえば、インターネットバンキングでIDとパスワードでログイン後、2段階認証として携帯電話にSMSで「ワンタイムパスワード」が送信されます。「ワンタイムパスワード」は1回限り使用可能なパスワードで、有効期限があるので期限が過ぎると使用できなくなります。IDとパスワードだけでは不正使用される可能性があるため、送られてきたワンタイムパスワードを入力することで本人確認をするのです。本人の手元にある携帯電話にパスワードが送られてくるため、SMSによる2段階認証は一般的な認証方法となっています。

重要な通知を本人に確実に届ける

SMSの便利な利用用途として、「重要な通知を本人に確実に届ける」があります。たとえば、荷物の配達日時や工事日時などのリマインド、口座引き落としなどの重要な事務連絡など見逃してほしくない情報をSMSで送ります。SMSはポップアップして画面に表示されるので、リアルタイムで気づかなかったとしても見逃しにくいのがメリットです。

自社に合ったSMS送信サービスとは?失敗しない選び方と活用する際のポイント!

SMS送信サービスはさまざまな会社から提供されており、それぞれメリット・デメリットがあります。また、活用する際には知っておきたい注意点もあります。こちらでは、自社の希望に沿ったSMS送信サービスの選び方と活用する際のポイントについて紹介します。

「国内直収」のSMS送信サービス

安定した通信で送れることや顧客にSMSが届く開封率・到達率を考慮すると、「国内直収」接続のSMS送信サービスを提供している会社のものを選択するのがおすすめです。

送信処理能力が高い

APIが提供されていれば、自社のシステムから自動的に顧客にSMSを送信できます。特に、SMS認証に利用する場合は、パスワードに有効期限を設定するのが一般的なため、送信処理能力が重要になります。

セキュリティ・サポート体制がしっかりしている

顧客情報を扱っている以上、セキュリティ面がしっかりしているサービスを選択するのは必須ですが、同時にサポート体制もチェックしておきましょう。SMSは多くの顧客に送信します。万が一のことがあった際になるべく早く解決する必要があるため、SMS配信サービスを提供している会社に問い合わせなければなりません。その際、連絡がとりにくかったり、質問したことに対して説明があいまいでわかりにくかったりすると対応が遅れてしまいます。「電話・メール等問い合わせ方法が複数ある」「24時間365日有人監視体制がある」など、どのようなサポートが行われているかは入念に確認しておきましょう。

自社の目的に沿った機能・利便性がある

SMS配信サービスを選ぶ際に優先すべきポイントの1つが「自社の目的に沿った機能や利便性がある」点です。たとえば、継続して利用するのであれば運用コスト面は必ずチェックすべき部分ではありますが、注意すべきポイントは価格が安いからという理由だけで選ばないことです。価格の安さと使いやすさや便利さが比例しているとは限りません。

また、運用するスタッフが使用しやすいように「シンプルでわかりやすいものであるか」も確認すべき点です。さまざまな機能があれば便利だと考えられがちですが、必要がない機能の使い方まで理解しようとすると、その分時間がかかり、人件費もかさんでしまいます。機能と利便性についてはできるだけ細かくチェックし、わからない点があれば問い合わせて納得してから利用開始しましょう。

SMS送信サービスを利用する際の注意点

SMS送信サービスを利用してお客さまにSMSを送信する際は、特定電子メール法に基づき、受信の承諾を得る必要があります。特定電子メール法は迷惑メールを規制する法律であり、SMSも法律の対象となります。

特定電子メール法では、SMS配信に関する受信者の承諾を得るオプトインと受信停止の手段を設けるオプトアウトを設定する必要があります。オプトアウトの手段としては、メッセージ中に「受信解除用メールアドレスを記載する」「解除ページのURLを記載する」などが一般的です。

顧客への個別・一斉送信はSMS送信サービスが便利!

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションが提供するSMS送信サービス「空電プッシュ」は「国内直収接続」であり、「API連携」も可能です。
NTTグループのセキュリティ部門との連携により強固なセキュリティを実現し、24時間365日有人監視及び有人受付を実施しており、深夜に故障が発生しても迅速に対応が可能です。
SMS送信サービスをご検討のかたは、ぜひ空電プッシュにご相談ください。