2020/04/27

SMSとは何か?各種メッセージサービスとの比較で完全理解

携帯端末でメッセージをやり取りする方法はバリエーションが豊かです。シンプルなものから、画像や動画を使ったものまで目的と用途に合わせて自由に選べます。その中でも、SMSは最も古くから使われている国際規格のメッセージサービスです。この記事では、文字が中心で、さまざまな制約が多いように見えるSMSの基本から効果的な使い方までを詳細に解説していきます。

SMSの基本

「SMS」とは、ショートメッセージサービスのアルファベットの頭文字を取ったもので、携帯端末間で「テキスト」をやり取りできる仕組みのことです。国際規格なので、基本的に世界中の携帯端末同士で送受信できます。SMSにはさまざまな使い方があり、組織内での伝達に使うこともありますが、ここではSMSを利用したパブリックコミュニケーションという観点からその特徴を紹介しましょう。

SMSの最も大きな特徴は「開封率の高さ」

SMSのメッセージを受信するために専用のアプリはいりません。送信先の電話番号が分かれば、あとは標準搭載のSMSアプリからメッセージを送るだけです。送られた相手先ではどのように表示されるかといえば、携帯端末の電源が入っていると自動的に受信する設定になっています。

SMSは「送信コスト」がかかる

後で紹介する電子メールやSNSでの投稿とは異なり、SMSはパケット通信を利用しないので、1通送信するごとに課金されます。要するに、SMSは通話と同じ扱いなのです。一方で、受信は無料なのでメッセージを受け取るユーザー側には経済的な負担がかかりません。もし大量にメッセージを送るのであれば、送信側は充分なコスト管理を考える必要があります。

SMSでは送信できる文字数に制限がある

基本的には全角で最大70文字だったのですが、これは全角670文字まで拡大してきています。ただし、従来型携帯電話(フィーチャーフォン、ガラケー)などの特定の機種では上限全角70文字のものもあるため、あとで述べる一斉送信の際には全角70文字におさめておいたほうがよいでしょう。もちろん、メッセージのコンテンツがハイスペックなスマートフォンユーザーなどであればこの限りではありません。

キャリア別のSMS紹介

ドコモが提供するSMS(ショートメッセージサービス)

「ドコモの電話番号」や「SMS相互接続他事業者」が送受信相手となるサービスです。送信側・受信側の両方の機種が対応していれば絵文字の送受信も可能になっています。具体的には、Android OS 4.4以上のドコモのスマートフォンまたはタブレットです。1回の送信にかかる料金は70文字までが3円、134文字までが6円、201文字までが9円など、3の倍数で増えていきます。最大670文字で30円です。絵文字を送信すると、全角の2倍の情報量となる4バイト扱いになるものもあります。ちなみに、携帯端末であってもSMSはAppleのタブレットでは使えません。

Appleの端末に関して、SMS とは iPhoneのみで利用可能なメッセージングサービスを指していて、iPadは対象外なのです。さらに注意すべきなのは、スマートフォンなどから海外で利用中のiPad宛にメッセージが送信できるのですが、閲覧できないにもかかわらず課金されてしまう点です。また、利用上の注意事項としては、1日に送信可能なメッセージが200通未満となっています。この1通とは全角約70文字が基本単位になり、最大の670文字なら10通分になるのです。

auが提供するSMS(Cメール)

SMSの基本的な機能や料金体系はドコモと共通です。2019年の9月から他キャリアの携帯端末向けの送信文字数が全角70文字から最大670文字まで拡大したのも各キャリア共通です。同じキャリアの端末同士でSMSを利用する場合には、いつでも無料になるわけではなく加入している料金プランに左右されます。メッセージの保管期間ですが、携帯端末の電源が切れていたり、圏外にいたりするときには最大72時間まではサーバーに保管されます。ちなみに、海外への送信にかかる1回の料金は70文字までが100円、134文字までが200円、268文字までが400円、最大670文字で1000円です。

ソフトバンクが提供するSMS

料金システムもドコモやauとほぼ同じです。なお、携帯キャリア各社の中でiPhoneを最初に導入したのはソフトバンクだったのですが、当初はSMSには対応しておらず、iOS 5.0以降に利用できるようになったという経緯があります。

スマートフォンのSMS送受信方法

「メッセージ」と呼ばれる標準でインストールされているアプリを使います。アプリの名前はAndroid OSもiOSも同じですが、若干使い方が違います。

Android OSのSMS基本操作

ホーム画面かアプリ一覧画面にある「メッセージ」アプリをタップし、メッセージ画面を表示させます。右下にある新規作成アイコンをタップしてメッセージを作成したら、送信先を選びましょう。電話番号を入力する方法と電話帳を開いて選択する方法があります。メッセージの横に表示された紙飛行機のアイコンをタップすると送信完了です。

iPhoneなどiOSのSMS基本操作

まずホーム画面に表示された「メッセージ」アプリをタップしましょう。表示された画面の右上の鉛筆アイコンをタップすることで、メッセージ作成画面に移ることができます。送信先の選択はAndroidと同じように2つの方法から選べます。iOSの場合、送信用のアイコンは「矢印」になっている点がAndroid OSと違うのです。以上は、それぞれのOSごとのSMS送信基本手順ですが、OSのアップデートなどでボタンの位置などが微妙に異なることがあります。OSをアップデートしたら、すぐに確認しておくとよいでしょう。

メッセージを扱うその他のサービス

メッセージをやり取りする方法にはSMSの他に「電子メール」や「SNS」などがよく使われます。電子メールは、メールアドレスによって送受信者を識別して、インターネット回線を利用して世界中のユーザーとのコミュニケーションを可能にする仕組みです。SNSは、ソーシャルネットワーキングサービスのアルファベットを略していて、電子メールより高度で社会性のある関係をつくることができる仕組みといえます。

また、SMSと似たような音の響きを持つサービスに「MMS」があります。これはマルチメディアメッセージングサービスの略で、テキストに加えて写真や絵文字をSMSと同じようにチャット形式で送受信できるものです。ただし、SMSが携帯電話番号を宛先にするのに対して、MMSは「キャリア」と呼ばれる携帯電話事業者が提供するメールアドレスを使う点が違います。このメールアドレスは、一般的に「キャリアメール」とも呼ばれ、アドレスの@マーク以下がキャリア名になっています。

SMSとその他のメッセージサービスの違いは?

SMSと違い、電子メール、SNSなどのメッセージングメディアでは受信したメッセージを確認するためにアプリを起動させておく必要があります。SMSの初期設定では受信されたメッセージは待受画面にも表示されることが多いため、ユーザーにすぐに「開封」してもらえる可能性が高くなるのです。さらにいえば、電子メールやSNS系のアプリを日常的に使っているスマートフォンユーザーであれば、SMSの使用頻度が低い場合があり、これが利点になります。送信されるメッセージが少ない分、雑多なメッセージに埋もれることがありません。つまり、受信件数の少なさによって、それぞれのメッセージがかえって目立ってしまうのです。これが、開封率の向上につながる可能性があります。

また、SMSが標準搭載であることの利点として「リーチの広さ」も挙げることができるでしょう。携帯電話やスマートフォンでメッセージをやり取りする際のユーザーへの届きやすさを「リーチ」と呼んでいます。SMSはメッセージをやり取りする機能がほぼすべての端末に標準で装備されているため、追加でインストールする必要がありません。メッセージングアプリなどは個人間のメッセージのやり取りには向いていますが、アプリをインストールしているユーザー同士でしかメッセージの交換ができません。これに対して、SMSはメッセージの受け皿に制限がないぶん、リーチが広いといえるのです。

もっといえば、SMSは最も「受信先の安定性」に優れたコミュニケーション手段といえるでしょう。なぜなら、SMSは送受信者の識別に電話番号を使っており、電話回線を使って送受信するからです。電話番号は住所と並んでさまざまな連絡先情報の基本なので、よほどのことがない限り変更することは少ないと考えられます。通信サービスを他社に乗り換えたとしても、ナンバーポータビリティ制度を利用すれば同じ番号を引き継ぐこともできます。似たようなチャット形式のMMSの場合は、送受信者の識別にはキャリアメールを使っているため、他社への乗り換えの際に問題が起きるのです。それまで使っていたメールアドレスが使えなくなるため、連絡がとれなくなります。

同じような安定性の問題は、世界中に多くのユーザーを持つSNSアプリでも起こります。携帯端末を乗り換えるときに、正しい手順を踏んでデータを移行しないと過去の通信履歴が引き継がれないことがあるのです。SNSアプリを使うときには、せっかく残しておいたやり取りが消えてしまうリスクに注意する必要があります。

商用でのSMSの効果的な使い方

SMSにはメッセージを大量に送信したいときに便利な使い方があります。それが「一斉送信サービス」です。メッセージを送りたい団体や法人向けに提供されるサービスで、複数のユーザーに対して効率的に情報を提供できる方法です。たとえば、ある団体や法人の管理者が電話番号がわかっている数多くの顧客にメッセージを送りたいときには、PCを使って一斉に送信できます。一斉送信サービスを使うと、通常のSMSのように携帯端末から送る際の送信件数の上限がなくなり、送信の手間が軽減されます。

一斉送信サービスの仕組みについては、キャリアが提供する正規の通信を利用して送信している点では通常の携帯端末からの送信と変わりません。そのため、メッセージが届かなかったり、送信できなかったりという不具合は起きにくいと考えてよいでしょう。また、PCから送信できるので、電話番号のリストにある名前や所属などの属性を使ってフィルターをかければ、特定の人だけを選んで一斉送信することもできるのです。たとえば、男性や女性、または年代ごとに提供する情報を変化させたマーケティング戦略などには特に向いています。

もうひとつの便利な使い方に「SMS認証」があります。SMSは電話番号ごとに1つしか使えないため、ユーザー認証として使われることがあるのです。あるWebサイトにアクセスしようとすると、そのサイトの画面で入力する「ユーザー名」と「パスワード」が要求されます。上手くログインできるとさらに「確認番号」を要求されることがあるのです。この番号は携帯電話番号に紐づけられたSMSアカウントに送られます。もし、ユーザー名とパスワードが悪意を持った第三者に知られてしまった場合でも、このプロセスであればセキュリティのレベルを上げることができます。本来のユーザーが持っているスマートフォンのSMS宛にパスワードとしての確認番号を送れば、本人以外がその番号を確認することは困難だからです。

このように、通常のパスワード認証に加えて、さらに携帯電話番号を併用した認証の仕組みは「2段階認証プロセス」や「2ファクタ認証」と呼ばれます。

もっとSMSを活用しよう!

SMSはメッセージを送受信するための最もシンプルなメディアです。ガラケーにもスマートフォンにも標準装備されているため、専用アプリも不要です。この特性を利用して個人間のやりとりから、法人向けの商用利用まで幅広く利用されています。基本的な仕組みの理解や、携帯キャリアごとの違い、また他のメッセージを扱うアプリとの相違点を押さえておくと、SMSのさらに便利な使い方ができることでしょう。

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