不動産業界において、賃貸物件入居者や物件情報希望者とコミュニケーションをとらなければならない業務は多々あります。例を挙げると、賃貸契約の更新連絡、家賃の入金連絡、希望物件の連絡、解約時のやり取りなどです。そして、いざ、入居者との連絡を取ろうとしても「電話に出ていただけない」「郵便物を見てもらえない」「メールを送っているがメールボックスに埋もれている」「折り返し連絡が来ない」などの課題が散見されます。
本記事では、不動産業界(賃貸・戸建て/マンション販売等)において、入居者や物件情報が欲しい入居希望者・購入希望者とのコミュニケーションにおける課題に対して、SMS活用のメリットならびに具体的な活用例についてご紹介します。
不動産業界におけるSMS活用のメリット
ショートメッセージサービス(以下、SMS)は、「着眼率・開封率が高い」「携帯電話番号だけで繋がる」「利用者のアプリのインストール不要」「URL誘導が簡単」など、多くの利便性がありますが、一番のメリットは「相手の時間を奪わないこと」にあります。賃貸入居者ならびに物件情報希望者は30代以下の働き盛りが多い傾向にあるかと思います。そのため日中は出勤していることが多く、電話に出れない・郵便物も見る余裕がない・メールも気づく余裕がない、と言えます。そうした中で、SMSは会話のために時間を割く必要もなく、また、メールのように埋もれることもありません。折り返し依頼や書類郵送のリマインドを送ることで、アクションを促すことが可能になります。
不動産業界におけるSMSを活用できる業務
更新手続きに関わる業務
契約更新時期に、入居者に対して連絡を取りたいときにSMSは有効です。書類郵送やメールを送っていることのリマインドに使う、または、URL付きSMSを送信するなどでWeb手続き可能なサイトに誘導することでDX推進を図ることも可能です。URLは電話で伝えると誤記もしやすく、また、再度入力する手間もあるため、SMSで伝えることは入居者にとっても利便性が上がります。
我々のお客様の中には、更新時の金額誤り(入居者が過払いしてしまった時)の対応や書類不備(2種類の書類提出が必要なところ、1種類のみしか提出してもらえていない)などに対して折り返し電話を促す案内にもご利用いただいています。
入居者の方へのお知らせ業務
入居者の方へ一斉にお知らせしたいリフォームやクリーニングの案内は、郵送もしくはポスティングで実施されていることが多いと思いますが、SMSの活用も可能です。SMSに詳細ページへのURLを記載することで、詳細を見てもらえますし、申込フォームを設置することで、そのまま申し込んでいただくことも可能です。
SMSを活用することで、印刷や郵送代を削減できます。
家賃をお支払いいただいていない方への入金督促業務
家賃を入金いただいていない方への連絡にSMSは強い効果を発揮します。入居者のうっかり忘れ、もしくはたまたま銀行口座に入っていた金額が少なかったケースが少なくないため、用件を伝えることですぐに対応いただける場合があります。こういった入金忘れ対応でSMSを活用した際は、返電率が10~20%程度と非常に高く、また、送っただけで入金してくれる方も少なくない、と強い効果を実感いただいています。
希望物件のご連絡業務
マンションなどの物件購入を検討されている方、もしくは、賃貸物件をお探しの方向けに、条件を確認したうえで該当物件が出てきた際にSMSを送る、という使い方をされている企業様もいらっしゃいます。SMSはメールと違い1通十数円と従量でかかりますが、住宅物件等の高額商材の場合、プロモーションにも一定の効果が出ると捉えられています。
また、内覧予約時のリマインドとしても活用いただけます。内覧予約者に、SMSでリマインドをお送りすることで、日程忘れによる当日のキャンセル、遅刻などを防ぐことができます。
賃貸契約解約時の連絡業務
賃貸契約の入居時や更新時だけでなく、解約に関わる業務連絡にもSMSは活用可能です。解約時の立会い日程に関する連絡業務や、解約申込を受け付けたことの連絡等にご利用いただいています。
このように、賃貸物件入居者や物件情報希望者とのコミュニケーションが発生するさまざまな業務でSMS活用が可能です。NTTコム オンラインでは、高い開封率を誇るSMSを利用して、携帯電話番号のみで一斉・個別にメッセージを送信できるSMS送信サービス「空電プッシュ」を提供しています。高いセキュリティを維持しながら、SMSを一斉に配信できることから、従来の連絡手段(電話、郵便物、Eメール)に代わる新たなツールとしてご活用頂いています。
ご紹介した更新手続きに関わる業務や入金督促業務などの課題をお持ちのご担当者様はぜひ、着眼率の高いSMSをご検討ください。