スマートフォンの通知機能「プッシュ通知」は、スマホなどの端末に直接通知メッセージを送信できる機能です。アプリが自動的にお知らせを表示するプッシュ通知を有効活用することで、ユーザーへの利用率向上や信頼関係の構築といった効果が見込めます。
この記事では、プッシュ通知の基本知識からメリット、注意点、効果的な活用方法まで詳しく紹介します。効率よくユーザー情報を管理・活用するためにプッシュ通知の活用を検討している企業や自治体の担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
- プッシュ通知とはスマホなどの端末に自動的にお知らせを通知できるアプリの機能で、ユーザー側で自由にON・OFFを切り替えられる
- 近年スマホの保有率とアプリの使用率が大きく向上していることから、プッシュ通知への注目度が高まっている
- プッシュ通知には主に4つの種類があり、使い分けることで相乗効果が期待できる
- プッシュ通知はユーザー・事業者双方にメリットがあるため、効果的に活用するのがおすすめ
目次
- プッシュ通知とは
- 【種類別】プッシュ通知の仕組み
- プッシュ通知が注目される理由
- 4種類のプッシュ通知の違い
- プッシュ通知のメリット
- プッシュ通知の注意点
- プッシュ通知を効果的に活用するポイント
- ユーザーへのお知らせにはSMSも有効
- プッシュ通知やSMSで情報を効果的に発信しよう
プッシュ通知とは
まず、「プッシュ通知」の基本について解説します。プッシュ通知について初めて聞いた人や、プッシュ通知がスマホのどの機能なのかピンと来ていない人は、ここで把握しておきましょう。
お知らせを通知することができる機能
プッシュ通知とは、スマホなどの端末に自動的にお知らせを通知できるアプリの機能です。送信されたメッセージは、ユーザーが閲覧するか消去するまで、ロック画面やホーム画面上部(ステータスバー)に表示されます。
アプリのインストール時に、プッシュ通知が有効に設定されていると、ユーザーの個人情報がわからない場合でもプッシュ通知を送ることができます。時間など制限なくメッセージを送信できる上、通知音の変更やアプリの赤いマークによる通知など、アプリを開かずとも多彩な情報発信が可能です。
ユーザーは設定と解除が可能
プッシュ通知は、ユーザー側でON・OFFを自由に切り替えられる上、アプリごとに設定を変えることが可能です。アプリのインストール時にプッシュ通知がデフォルトで有効化されていても、「設定」内でいつでも変更できます。
プッシュ通知は、iPhoneとAndroidとで設定方法が異なります。iPhoneでは、アプリのインストール時に「通知を受け取る」「受け取らない」のいずれかをユーザーが選択する必要があります。また、ロック画面の表示は、画面を下にスワイプすることで通知履歴を確認できます。
Androidの場合、これまではアプリをインストールするとデフォルトで通知が許可される仕様で、ロック画面の表示もデフォルトで有効化されていました。しかし、Android 13以降は、iPhoneと同様に事前にユーザーの許諾が求められる仕様に変更されています。
【種類別】プッシュ通知の仕組み
では、プッシュ通知はどのような仕組みになっているのでしょうか。利用する端末や環境により仕組みが異なるため、それぞれ解説します。
iPhoneにおけるプッシュ通知の仕組み
iPhoneではAPNs(Apple Push Notification Service)という仕組みでプッシュ通知が配信されます。まず、ユーザーがプッシュ通知を許可すると、「トークン」というデバイス識別用の情報がサーバーに送信・登録されます。アプリ事業者がサーバーに通知配信のリクエストを送信すると、このトークンをもとに個別のデバイスへプッシュ通知が配信される仕組みです。なお、トークンで読み取れる情報は端末を識別するためのものであり、個人情報などは含まれません。
Androidにおけるプッシュ通知の仕組み
AndroidではFCM(Firebase Cloud Messaging)という仕組みでプッシュ通知が配信されます。iPhoneと仕組みの原理は似ており、ユーザーがプッシュ通知を許可すると「ID」というデバイス識別用の情報がサーバーに送信・登録されます。アプリ事業者から通知配信のリクエストがサーバーに送信されると、このIDをもとに個別のデバイスへプッシュ通知が配信される仕組みです。
AndroidはもともとGCM(Google Cloud Messaging)という仕組みを採用していましたが、2018年にサポートが終了したためFCMへの移行が進んでいます。
APIを活用したプッシュ通知の仕組み
ブラウザからプッシュ通知を配信する場合は、端末を問わずAPI(Application Programming Interface)という仕組みが使われます。APIは、Webサイトにコードを埋め込むことによりプッシュ通知の送信を行います。Webサイトを閲覧している際に表示される「通知の許可を求めています」といったポップアップがAPIによるプッシュ通知の例です。許可された場合には識別情報がサーバーに送信され、以降はこの識別情報をもとにプッシュ通知が配信されます。
PWA上のプッシュ通知の仕組み
PWA(Progressive Web Apps)とは、Webサイトをアプリのように端末にインストールして動かすことのできる技術のことです。Webサイトでありながら、ブラウザのメニューバーやアドレスバーを表示せずにフルスクリーン表示ができ、アプリのように動作します。
PWAでは「Notification API」や「Push API」などの仕組みを使うことで、プッシュ通知を配信できます。APIと同様にWebサイトにコードを埋め込み、ユーザーの許可を得ると通知を配信する仕組みです。
プッシュ通知が注目される理由
プッシュ通知への注目度が高まっている理由として、「ユーザーとのタッチポイントとしてのネイティブアプリの重要性」が挙げられます。
総務省の「情報通信機器の保有状況」のデータによると、2020年時点での世帯モバイル端末保有率は96.8%で、そのうちスマホ保有率は86.8%に上ります。また、スマホ使用時間のうち、ブラウザは8%と少数であるのに対し、アプリの使用時間は92%と圧倒的に高い割合です。以上のことから、スマホのネイティブアプリをどう有効活用するかは、マーケティングにおいて重要だとわかります。
アプリに付帯するプッシュ通知は、ユーザーと接触するタッチポイントとして有効であり、マーケティングにおける活用方法を考える際、プッシュ通知は特に重要とされる機能です。ユーザーの行動を後押ししやすいため、効果的な活用によって企業のブランディングやユーザーの購買促進に役立ちます。
4種類のプッシュ通知の違い
プッシュ通知には次の4種類があります。
- オンラインで通知される「リモートプッシュ通知」
- オフラインで通知される「ローカルプッシュ通知」
- 豊かな表現の通知ができる「リッチプッシュ通知」
- Webブラウザから通知される「Webプッシュ通知」
これらは、状況に応じて使い分けることで相乗効果が期待できます。ここでは、4種類の特徴や違いについて解説します。
リモートプッシュ通知
リモートプッシュ通知とは、スマホなどの端末がインターネットに接続されているときに通知されるオンラインのプッシュ通知です。端末を起動するだけで、アプリを起動させなくともポップアップや通知センターのお知らせが表示されます。
LINEなどのチャットアプリやSNSアプリなど、リアルタイム性のある情報提供に使用されています。その他、ゲームアプリの通知やショッピング系アプリのセール情報といった送信タイミングが重要なメッセージの発信にも向いています。
ローカルプッシュ通知
ローカルプッシュ通知は、あらかじめ設定されたルールを満たした際に、アプリから発信される通知です。端末の設定やユーザー本人の操作によりカスタマイズできます。アプリ側に設定内容が直接表示される仕様のため、インターネット接続のないオフライン環境や機内モードでも通知できます。
指定日時に通知でリマインドする方法が一般的で、アラームやタスク管理、スケジュール管理などのアプリでよく使用されています。位置情報から、特定の場所を訪れたユーザーに対して情報を通知するといった使い方も可能です。
リッチプッシュ通知
リッチプッシュ通知とは、一般的なプッシュ通知よりも豊かな表現ができるプッシュ通知です。一般的なプッシュ通知はテキストや絵文字のみで構成されますが、リッチプッシュ通知は画像や音声、動画を添付したり、ボタンの配置やレイアウトの変更ができたりする特徴があります。
リッチプッシュ通知はさまざまなバリエーションのビジュアルで訴求力を高めることができるため、ユーザーの興味を惹いて開封率の向上につなげやすいことがメリットです。たとえばセールのお知らせをする際に、目玉商品の紹介画像や動画を添付することもできます。
Webプッシュ通知
Webプッシュ通知とは、Webブラウザを通じて配信されるプッシュ通知です。ユーザーがWebブラウザから配信される通知に対して許可すると、Webブラウザを開いているときはもちろん、開いていない時でもWebサイトからの通知が届きます。
ユーザーがWebサイトに訪れたタイミングだけでなく、任意のタイミングで情報を配信できることがメリットです。また、ユーザーは通知を受け取るために個人情報などを入力する必要はありません。そのため、気軽に導入してもらいやすいでしょう。
プッシュ通知のメリット
プッシュ通知をアプリに組み込むことで、ユーザーにとっても事業者にとっても多くのメリットが期待できます。ここでは、プッシュ通知によって得られるメリットについて、ユーザー側と事業者側の両方から見ていきましょう。
ユーザーにとってのメリット
まずは、プッシュ通知がユーザーにもたらす具体的なメリットについて4つ解説します。
リアルタイムで情報を得ることができる
ユーザーにとってもっとも大きなメリットは、リアルタイムで最新の情報を入手できることです。たとえばコミュニケーションアプリなら、プッシュ通知によって新着メッセージをすぐに確認できます。また人気商品の入荷情報をいち早く入手することで、購入しやすくなるケースもあるでしょう。さらにニュースや天気予報アプリのプッシュ通知から地震や台風など身近な危険の最新情報を得て、命を守るために活用されることもあります。こうした情報を自動的に受信できることがプッシュ通知のメリットです。
アプリを起動しなくても情報を入手できる
プッシュ通知は、情報を得るためにわざわざアプリを起動しなくてもよいというメリットもあります。プッシュ通知がなければアプリを起動したタイミングでしか情報が得られないため、欲しい情報を得るのが遅れたり、気づかなかったりすることも多いでしょう。また、せっかくインストールしたアプリも起動を面倒に感じて使わなかったり、存在自体を忘れてしまうこともあるかもしれません。その点、ユーザーがアクションを起こさなくても受動的に情報を受け取れるプッシュ通知は便利です。
有益な情報を確実に確認できる
プッシュ通知により、お得で有益な情報を確実に受け取れるメリットもあります。たとえば今まで期間限定のキャンペーンやセール、クーポンなどに気づかず、活用できなかった経験を持つ人は多いのではないでしょうか。プッシュ通知ならアプリを開かなくても自動的に情報が配信されて目に留まりやすいため、アプリ事業者からの有益な情報も見落とさず確実に確認できます。お得なキャンペーンやセールなどの情報を活用することで、経済面でのメリットも享受できるでしょう。
リマインダーとして機能する
プッシュ通知はアプリ事業者からの情報配信だけでなく、ユーザー自身で設定することもできます。たとえばカレンダーやスケジュール、タスク管理アプリなどに搭載されたリマインド機能をプッシュ通知としてスマホやPCの画面に表示することも可能です。日常的に目にするスマホなどの画面に忘れたくない予定やタスクを表示させてリマインダーとして活用することで、仕事やプライベートを管理しやすくなるでしょう。
事業者にとってのメリット
次に、プッシュ通知が事業者にもたらす具体的なメリットについて5つ解説します。
開封率が高い
プッシュ通知は、他のお知らせ機能より開封率が高いことがわかっています。プッシュ通知により必要な情報をスピーディに確認できるため、ユーザーの負担が少なくて済む点もメリットです。
メルマガなどの開封率は約10〜20%であるのに対し、プッシュ通知は平均25〜40%前後で、80%以上を見込めるケースも見られます。アプリの閲覧や起動、Webページへの誘導を目的としたメッセージだと、プッシュ通知はメルマガの10倍以上もの効果が出るといわれており、プッシュ通知の有効活用が重視されています。
関連記事:開封率・到達率が高いSMS配信サービスの利用用途と選び方とは?
リアルタイムな情報発信が可能
プッシュ通知は、鮮度の高い情報をリアルタイムで送信可能です。プッシュ通知を使って、イベント告知やセール情報など自社の情報を即時配信できるため、リピーター獲得につながります。
アプリのユーザーの利用情報を元に、興味がありそうな商品のセール情報や最新ニュースを発信すれば、集客や販促への高い効果が期待できます。
継続的な利用につながる
プッシュ通知は、アプリを起動していない間にもメッセージを送信できるため、アプリの継続的な利用や起動率の向上につながります。アプリの自動更新や新機能のお知らせなど、定期的に情報を送信することで、しばらく利用がないユーザーに対してアプリの存在をリマインドでき、再びアプリへ呼び込むことが可能です。
また、先述したローカルプッシュ通知を使うことで、タイミングよく最新情報を届けることができ、アクティブ率もアップするでしょう。
顧客ロイヤリティの向上につながる
プッシュ通知を通してユーザーとの接触回数が増え、顧客のロイヤリティの向上が期待できます。企業やブランドに対するユーザーの信頼度や愛着度の向上に有効なツールには、DMやチラシ、メルマガなどがありますが、DMやメルマガは発信から受信まで時間を要するため、情報伝達のタイムラグが生じます。
また、メルマガはオンラインで完結できますが、迷惑フォルダに振り分けられる可能性や受け取り側が開封しない場合もあります。開封率の高いプッシュ通知は、ユーザーとのタッチポイントを増やし、信頼関係を構築するために有用です。
休眠顧客の掘り起こしができる
休眠顧客とは、アプリをインストールしているものの一定期間起動せずに利用していない顧客のことを指します。このような顧客のなかにはアプリの存在自体を忘れてしまっているケースも少なくありません。
しかし、プッシュ通知が許可されていればアプリを起動しないユーザーにも情報を届けることが可能です。プッシュ通知で興味を惹く情報を得られれば、しばらく利用していなかったアプリの存在を思い出し、再び利用につながる可能性も高くなるでしょう。休眠顧客のアプリ利用再開を促すためにも、プッシュ通知は効果的です。
プッシュ通知の注意点
プッシュ通知にはさまざまなメリットがある一方で、注意点もあります。ここでは、プッシュ通知を効果的に活用するために、押さえておきたい注意点について解説します。
通知の内容や時間帯が適切でないと効果が得られない
プッシュ通知を送る際には、ユーザーに合った内容を適切な送信時間帯に送ることが大切です。プッシュ通知が高い開封率を誇るとはいえ、ユーザーにとってメリットがないと閲覧率は下がってしまい、効果が得られない可能性があります。
任意のタイミングでメッセージを送信できる点が便利なプッシュ通知は、受け取るユーザーの立場に立ち、時間を使ってでも見る価値がある情報を届けるよう徹底しましょう。
ユーザーに嫌がられる場合もある
中には、頻繁にプッシュ通知が来ることを嫌がるユーザーもいます。ユーザーにとってプッシュ通知が迷惑に感じられれば、通知をOFFにされる可能性があります。最悪の場合、不要なアプリと判断され、アンインストールされてしまうでしょう。
2016年にMarketing Research Campにより公開された「プッシュ通知に関する実態調査」では、利用者の約半数は「プッシュ通知が原因でアプリを削除したことがある」と回答しています。ユーザーとの接点として効果が高い分、ユーザーと適切な距離間を維持することが、プッシュ通知運用において重要だと言えます。
プッシュ通知を効果的に活用するポイント
プッシュ通知を導入する際には、単純にメッセージを送信するだけでなく、効果的に活用する必要があります。ここでは、プッシュ通知の効果を最大化するために取り入れるべき4つのポイントを解説します。
ユーザーが求める情報を意識する
プッシュ通知では、ユーザーが求める情報を意識して、有益な情報を配信することが重要です。発信者側が届けたい情報は、ユーザーが求めている情報と必ずしも合致するとは限らず、多くの場合ギャップが生まれます。
ギャップに配慮せず、言いたいことばかり配信していても、受け取り手は必要性やメリットを感じないどころか、不快に感じて通知を解除するか、アプリを削除してしまうでしょう。また、割引クーポンやセール情報は全ユーザーにとってメリットになると思われがちですが、営業テイストが強いとわずらわしい印象を与えてしまいます。
ユーザー目線での配信を行う上で、ユーザーのセグメント化が有効です。ユーザー全体を特定の基準に基づくセグメントとして分けて考えることで、パーソナライズした内容を届けられます。
ユーザーの興味を引く文面にする
プッシュ通知で表示される文面も、ユーザーの興味を引くように工夫しましょう。通知を受け取ったユーザーにとって、画面に表示される文言はその場で開封するか後回しにするか、アプリごとアンインストールしてしまうかを判断する材料となります。プッシュ通知では、画面に表示される文字数が短い分、受け取ったユーザーがすぐタップしたくなるような文面であることが重要です。
自社アプリのユーザーを分析し、短い文章の中にユーザーのニーズにおけるメリットを盛り込みましょう。ユーザーの反応率などのデータを検証することで、具体的にどんな言葉や内容が効果的かが見えてきます。
送る時間帯や頻度を考慮する
ユーザーの生活リズムに合わせて、配信する時間帯や頻度を調節することも重要です。プッシュ通知は基本的に好きなタイミングで配信できますが、ユーザーは常にスマホを見ているとは限りません。
また、ユーザーニーズに合致した有益な情報でも、配信のタイミングが悪ければ不快な印象を与えてしまいます。逆に、多くのユーザーが開封しやすい時間帯を狙うことで、エンゲージメント率の向上が期待できます。
目安としては、開封率が高い傾向がある夕方6時から夜11時に配信し、夜12時から朝6時の時間帯は避けると良いでしょう。ただ、内容によってはユーザーが反応しやすい時間帯は変わるので、ユーザー層に合わせて考える必要があります。
加えて、プッシュ通知の頻度も重要です。通知が多すぎるとうるさく感じられ、少ないと逆にアプリの存在を忘れられやすいため、バランスを見て調整しましょう。頻度の目安としては週1回程度が望ましいとされています。
効果検証と改善を繰り返す
プッシュ通知を効果的に運用するためには、ユーザーの反応や得られた効果を検証し、改善を繰り返すことが大切です。闇雲にプッシュ通知を配信するのではなく、ユーザーのクリック数や訪問数などのデータをチェックしましょう。
改善に役立つ検証手法としては、ABテストやフィードバック分析があります。ABテストは、2パターンの方法を用意して、どちらの成果が望ましいかを確認する手法です。フィードバック分析は、予測と実際の結果を比較して、有効とされる改善方法を明確化します。
いずれかの手法、あるいは両者を併用することで、アプリのターゲット層に合わせた内容や配信時間帯、配信頻度の見極めが可能です。プッシュ通知のデータ分析と効果の検証、改善を続けてアップデートしていきましょう。
ユーザーへのお知らせにはSMSも有効
ユーザーへの効果的な通知方法として、プッシュ通知以外にもSMS(ショートメッセージサービス)が有効です。SMSは、スマホやガラケーを含む携帯電話に標準装備されているメッセージング機能で、電話番号がわかればやり取りできます。
短いテキストの送受信にのみ対応しているSMSは、プッシュ通知と似た印象を持たれますが、いくつか違いがあります。まず、プッシュ通知はアプリのダウンロードが前提ですが、SMSはアプリ不要で簡単にお知らせを送信可能です。
また、プッシュ通知はユーザー自身がON・OFFをいつでも変更でき、アプリを削除してしまえば通知されなくなります。一方、SMSは基本的に削除できないアプリとして搭載されています。高い到達率と開封率を誇るSMSを上手に活用することで、ユーザーへ確実にアプローチできるでしょう。
SMSについては下記記事でも詳しく紹介しておりますので、ご参考にしてください。
関連記事:SMSとは何か?各種メッセージサービスとの比較で完全理解
プッシュ通知やSMSで情報を効果的に発信しよう
プッシュ通知は、アプリのユーザーに対して効果的に情報を届けられる機能です。開封率が高く、タイムリーな情報を鮮度を保って送信できるため、継続的に運用することで顧客との関係づくりにも役立ちます。プッシュ通知の効果を最大限に発揮するために、ユーザー分析と検証を通してアップデートしていきましょう。
プッシュ通知同様に着眼率の高いSMSを活用するなら、顧客へ一斉・個別にSMSを送信できるサービス「空電プッシュ」がおすすめです。空電プッシュは、自治体や金融機関などに導入実績がある国内最大級のSMS送信サービスです。
API連携により、自社システムからの自動送信も実装可能です。充実したサポートによりスムーズな導入が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。