コロナ陽性者急増の危機でも「空電プッシュ」で即日連絡が可能に。
LGWAN対応、シンプルなUIでスムーズに導入

課題
  • 陽性診断された区民に、早い段階で必要な情報を送りたい
  • コロナ陽性者が急増し、一人一人に手作業でSMSを送ることに限界を感じていた
成果
  • SMS送付に1~2時間かかっていたが15分程度に短縮
  • 混乱の中でも必要な情報を対象者に速やかに送ることができた

桜の名所である目黒川が流れ、区部南西部に位置する目黒区。2020年の新型コロナウイルス感染症の発生をきっかけに目黒区の保健所に設置された感染症対策課は、陽性となった区民のサポートに奔走しています。昨年末からの第6波で感染者が爆発的に増えたことを機に、陽性者への連絡手段として導入を決めたのが「空電プッシュ for LGWAN」。感染症対策課の角田 亜紀彦氏、そしてDX戦略課の田中 和弘氏に、導入の経緯や運用方法、成果についてお話をお伺いしました。

コロナ第6波前、業務フローの破綻寸前で検討

まずはおふたりの業務について教えてください。

角田氏:私は、感染症対策課で主に新型コロナウイルス関連の業務を担当しています。
新型コロナウイルスが蔓延する前には感染症対策課はなく、もともとは結核やO157など感染症全般に対応する感染症対策係がありました。新型コロナウイルスに罹患する区民の増加に伴い、急遽、感染症対策課が設置されました。

田中氏:私は、目黒区全体のDX推進に関わっています。今回、角田さんの所属する感染症対策課において早急なデジタル技術の活用が必要という相談を受け、協力して進めてまいりました。

空電プッシュの導入を検討されたきっかけについて教えてください。

角田氏:陽性者数が急激に増えた第6波がきっかけでした。私たちの仕事は、陽性者となった方へ連絡をとり、体調を確認しながら療養の方針を決め、療養期間中に必要な情報をできるだけ早くお届けすることです。流れとしては、医療機関で陽性と診断された方の情報が、発生届という形で区に報告されます。私たちはそれを収受し、システムに登録してから、保健師たち医療職へ情報を共有します。その後、夜間や休日の連絡先などについてSMS(ショートメッセージサービス)で陽性者に連絡をするというのが一連の流れです。

当初は、陽性者には感染症対策課で所持している2台の携帯電話を使用して、手作業でSMSを1人ずつお送りしていました。必要な情報を本文に貼り付け、電話番号も手打ちしていたんです。ところが、昨年末からの第6波で陽性者数が日々急激に増加。手作業でSMSをお送りする方法には限界を感じ、早ければ翌週には、この方法では破綻するだろうと予測しました。そこで、「SMSを一斉に送る手段はないか」と田中さんに相談し、「空電プッシュ」を検討し始めたのがきっかけです。

安心安全のLGWAN対応サービス、シンプルなUIでスムーズにサービスイン

空電プッシュの導入を決めた理由について教えてください。

田中氏:「今すぐにでもどうにかしなければ」という切羽詰まった状況でしたので、とにかく導入スピードの速さを第一優先としていました。しかし、我々自治体においては、個人情報を扱う事案については慎重な検討を行う必要があり、通常ならば早くてもサービス導入までに2~3カ月はかかります。でも今回はそれでは遅い。そこで、通常のクラウドサービスではなく、LGWAN(総合行政ネットワーク)を使ってSMS送信ができるサービスがないか探したところ、「空電プッシュ for LGWAN」がヒットしました。LGWAN経由であれば、安全性を担保しつつ、既存の環境を利用しながら超短納期でサービスインができると感じ、即決に至りました。

サービスインまでの速さもさることながら、「空電プッシュ」は、送信件数の上限がないことも大きなメリットでした。当時の状況では、陽性者数がどこまで増えるかわからなかったので、送信限度数が決まっているサービスの導入はかかるコストも不明瞭となり導入が難しかったためです。

導入を決めてから、実際に利用し始めるまでの期間はどれくらいでしたか?

田中氏:利用開始まで10日もかかりませんでした。作業的にもコロナ陽性者を管理しているシステムから電話番号だけを抽出し、空電プッシュにcsvでアップロードすれば、すぐに送信できるというわかりやすいフローでした。マニュアル整備などに時間をかける余裕もなかったため、シンプルでわかりやすい機能とすぐに使える簡単なUIだったことも大変助かりました。

現在は1日どれくらい送っていますか?

角田氏:ピーク時は1日に500通以上のSMS送付をしていましたが、現在は1日に100通程度です。

リスクを回避しながら業務効率をアップ、区民の安心へつなげる

導入によってどんな変化がありましたか?

角田氏:陽性者に各種情報を手打ち入力で送っていた頃は、職員ふたりで手分けをして作業し、それぞれ1日に1~2時間を要していました。しかし空電プッシュ導入後、送信数は急激に増えたにもかかわらず、作業は職員1人で行えるようになり、作業時間は10分~15分くらいに短縮されたのは大きな変化です。また、内容に間違いがないかなど何重にも確認していたとはいえ、やはり手作業で電話番号などを入力していたわけですから、間違うリスクへの不安は常にありました。そういったヒューマンエラーへの不安が格段に減少したことも、空電プッシュを導入してよかったことのひとつです。

田中氏:発生届を収受してからできるだけ早くSMSを送ることを心がけていても、人力で送っていた頃は、どうしても遅れが発生することもありました。しかし空電プッシュを導入後は、ほぼ当日中にお送りできるようになりました。

特に陽性者が爆発的に増えた第6波当時は、我々も医療機関も混乱の渦中にいました。届け出も、日付が変わる頃に提出されることも増えていました。しかしその混乱の中でも、できるだけ早いスピードで対応できたのは空電プッシュのおかげです。夜間や休日は保健所に連絡が通じません。陽性者は、そんな時に何かがあったら不安だと思います。だからこそ、少しでも早く陽性者のもとに夜間・休日の対応のことなど必要な情報が届けられ、安心してもらえる環境が整えられてよかったです。

空電プッシュを今後どのように活用していきたいとお考えでしょうか?

田中氏:自治体の業務全体で考えても、使い道はたくさんあると感じています。
電話ではなかなか連絡がつかなくても、SMSなら見て確認してくれる人が増えるのではないかと思います。ほかにも、自治体から区民に向けてお知らせを発信することも多いので、さまざまなシーンで有用に使えるのではないかと考えています。ほかの自治体の事例も参考にしながら、今後も活用していきたいですね。

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