学生証などをスマホで携行できる身分証アプリに「空電プッシュ」を導入。SMS認証で、セキュリティ強化と利便性アップを実現

課題
  • SMS認証導入前は、本当にスマホの持ち主の身分証かどうかに懸念を持たれることもあり、認証機能を強化する必要があった
  • 認証コードは紙や口頭で伝える必要があり、利用者の手間になっていた
  • 当初採用された他社のSMS送信サービスは、機種によって届かないことがあった
成果
  • SMS認証の導入で、セキュリティが強化された
  • 自動で認証コードが届くようになり、人手をかけて伝える必要がなくなると同時に利用者の利便性も向上した
  • 空電プッシュへ切り替えてから、「認証コードが届かない」という問い合わせは無くなった

全国の学校法人を中心に幅広くICTサービスを提供する株式会社ジェイ・エス・エス。同社では、学生証や社員証等の身分証をスマートフォン(以降スマホ)で携行できるアプリ、「MyiD(マイディ)」を開発・提供しています。2021年から、同アプリ利用開始時の認証コード送信のために「空電プッシュ」が導入されました。「空電プッシュ」を選定したポイントや、具体的な使い方、学生の利用者が多いアプリならではのメリット等について、トータルエクスペリエンス部の小野澤氏と五十嵐氏にお伺いしました。

学生証や社員証をスマホに入れられる!出席管理や災害時の安否確認にも対応した、約10万人が利用する身分証アプリ

貴社の事業内容とおふたりが所属する部署の業務内容について教えてください。

小野澤氏:当社は、新潟県・福島県を中心に教育関連事業や医療・福祉事業等を幅広く展開する「NSGグループ」に所属し、ICT事業を専門に担っている企業です。例えば校内で学生が使うパソコンや機材、ネットワーク関係、ソフトウェア、システムの販売等ですね。ソフトウェア・システムに関しては、場合によって開発も手掛けています。NSGグループでは、専門学校、高等学校、大学、大学院大学を展開するほか、医療、福祉、介護、ビジネスサポート、健康、スポーツといったさまざまな事業を手掛けています。

私と五十嵐は共に「トータルエクスペリエンス部」の所属です。私は主に営業関連の業務を担当し、NSGグループ内の学校法人様や企業様をはじめとして、グループ外の全国の学校法人様や一般企業様へ「MyiD」という身分証アプリの販売、導入支援サポート等を行っています。五十嵐は「MyiD」の開発リーダーです。

空電プッシュは「MyiD」内で利用されているとのことですが、どのようなサービスなのでしょうか?

小野澤氏:学生証や社員証はカード型が一般的ですが、それを個人が持つスマホに入れて利用できるアプリです。身分証の表示を基本機能とし、ほかにもさまざまなサービスが付加されています。例えば学生証の場合ですと、出席管理や有事の際の安否確認ができますし、学校から学生に向けたメッセージの配信も可能です。そうした学校生活を送る上で便利な機能を組み込み、展開しております。

契約は身分証を発行する法人様単位で行われます。アプリとは別にクラウドの管理システムが利用できますので、そこに学生や社員等の情報を登録いただくと、入学・入社後各自が「MyiD」アプリをインストールし、認証を行った時点で身分証として利用できるようになります。現在導入いただいているのは、NSGグループのクライアントをはじめ、全国の学校様および企業様となります。学生証、社員証としての利用以外に、スポーツクラブ等の会員証としても使っていただいており、アプリの利用者数は10万人以上になります。

そうした身分証アプリの、どの部分で空電プッシュが利用されているのでしょうか?

小野澤氏:エンドユーザーの方が初めてアプリをダウンロードし、利用を開始する際の本人認証用にSMSで認証コードをお送りしています。そのSMS送信のために空電プッシュをAPI利用しています。

空電プッシュの確実なSMS送信による認証で、人手を掛けずにセキュリティの強化を図る

空電プッシュ導入のきっかけはどのようなものだったのでしょうか?

小野澤氏:SMSによる認証コードの送信という意味では、まずきっかけとして、リリース当初にアプリで利用できる身分証が「本物なのか」と疑われてしまう状況がありました。身分証として利用する以上、当然情報に紐づく学生や社員本人のスマホでのみ、確実にログインできなくてはいけない。そのためには、SMS認証の有効性が非常に高いと考えたのです。

SMS認証を取り入れる前は、クライアント様が利用する管理システムから発行した認証コードを、口頭または紙、メール等で各ユーザーに渡してもらっていました。ですが、この方法ではセキュリティ面でのリスクが高まりますし、毎回人手もかかります。
特に学生の場合、新しいモデルの端末に機種変更をする頻度も高い。SMS認証ができればセキュリティの強化になる上、そうしたときもエンドユーザー個人の操作で完結するため利便性が上がるのでは、と開発側から提案がありました。

導入へ至る上での、一番のポイントを教えてください。

五十嵐氏:実はSMS認証の導入当初は、他社のSMS送信サービスを採用していました。ところが、当時のサービスですと機種によって「認証コードが届かない」といったお問い合わせをいただくことが度々あり、2021年の夏頃に空電プッシュへ切り替えました。そうした事情から、一番重視したのは「到達率」。確実にすべてのキャリアと機種に届くことです。また、空電プッシュは送信件数が増えるにつれて単価が下がっていく費用形態でしたので、今後利用者様が増えていくことを見込んだ上でのコスト削減という観点もありました。

現在の空電プッシュの具体的な活用方法について教えてください。

五十嵐氏:認証の流れとしては、まず事前にユーザーが各自申請した携帯番号を、管理者となる学校様または企業様側で管理システムに入力します。その後、各ユーザーが最初にアプリを利用する時に、登録済みの番号と合致する携帯電話番号、および学籍番号や社員番号等のIDをアプリの画面から入力した時点で認証コードがSMSで送信されます。当サービスは学校法人様の利用も多いため、認証コード送信のピークは4月に集中し、約20,000通が送信されました。

空電プッシュ導入後は、「認証コードが届かない」の問い合わせはゼロに! 紙や口頭の伝達による手間も解消された

空電プッシュを導入したことでの効果やメリットについて教えてください

小野澤氏:紙や口頭でしか認証コードを伝えられなかった状況から、SMSで送信されるようになった当初は、「本当に便利になった」との声をお客様からいただきました。

五十嵐氏:その中で度々届いていた「認証メールが来ない」というお問い合わせは、空電プッシュへの切り替え後一切無くなり、非常に効果があったと実感しています。また切り替えの作業は私自身が行ったのですが、少しコードを書き換えるだけでスムーズに使い始めることができ、今のところトラブルも起きていないため非常に満足しています。

今後の活用方法で考えられていることやご要望があれば教えてください。

小野澤氏:社員証として利用いただいている企業様の、海外拠点での利用を考えています。学生の場合も、留学生が海外キャリアの端末を使っているケースがある。今後、海外のキャリアにもSMSを送れるようにしていただけると、そうした場合も利用認証がしやすくなると考えています。

もう一点、学校では卒業生に成績証明書や卒業証明書等の書類を発行しています。発行の際に数百円の支払いが伴うこともあり、現在は校内の窓口で対応しています。本当にまだ構想段階ではありますが、そういった小口の決済を例えば電子マネーで対応できるようにして、「MyiD」で手続きができないかと。その際、決済時にSMS認証を行うような活用方法も、今後一つの可能性としてあるのではないかと考えています。

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