自動車保険一括見積もり依頼サービスの先駆けである「保険スクエアbang!」をはじめ、多分野において同様のサービスを展開する株式会社ウェブクルー。安心して利用できるサービス提供のために同社で導入されたのが、SMS送信サービス「空電プッシュ」だった。空電プッシュ導入までの経緯と導入後の活用ぶりについて、システムディビジョン 開発グループ 森山氏と、門田氏に話を伺った。
はじめに、貴社の事業とビジョンについてお聞かせいただけますか。
門田氏:株式会社ウェブクルーは1999年10月、自動車保険一括見積もりサイト「保険スクエアbang!」の運営会社として愛知県春日井市で設立されました。その後、生命保険、中古車買取、引っ越しなどの業種で一括見積もり依頼・資料請求サービスをスタートさせたほか、保険代理店業務を手掛ける株式会社保険見直し本舗、損害保険見直し本舗、広告代理店業務を手掛ける株式会社ウェブクルーエージェンシーなどのグループ会社を設立。株式会社ウェブクルーとしては、現在も一括見積もり依頼サービス、いわゆる「比較サイト」を軸に事業を行っています。
今回「保険スクエアbang!」に「空電プッシュ」を導入されたわけですが、それ以前にもSMS送信サービスを利用されていたそうですね。
森山氏:SMS自体は2015年11月から自動車保険の一括見積りサービス内で利用を始めています。
保険代理店である「損害保険見直し本舗」から案内していた見積もり結果ページへの導線をメールで配信していましたが、アクセス率が課題でした。 アクセス率は我々の期待通りとはいえない状況で、おそらく多方面からのメールの中に埋もれて気づかれていないのではないか、という仮説のもと、少しでも多くのユーザーにご覧いただくようにすることが目的で、SMSの配信を開始しました。その結果、アクセス率は約1.5倍にまで伸びました。
SMS送信サービス自体は一定の効果があったわけですが、その中で空電プッシュに乗り換えられたきっかけはなんでしたか。
門田氏:当時利用していた海外のSMS送信サービスは、独自の発信者番号が付与されないものだったので、他の企業との意図しない番号重複が起きると、ユーザーに誤認を与える可能性があったため、より確実にユーザーへメッセージを届けるために、国内のSMS送信サービスを探し始めました。
森山氏:その時に紹介されたのが「空電プッシュ」です。独自の発信番号が設定できるため、弊社の代表番号を発信者番号として表示することが可能になり、なりすまし防止を実現できる。さらに着信率も、海外のSMS送信サービスだとデータ上と実際の値が乖離しがちなのが、国内直収接続であればほぼ確実に高水準で着信すると。加えて、不特定多数のSMSアグリゲータを経由しないので、セキュリティ面で責任の所在もはっきりしていることも採用材料となりました。
空電プッシュ導入後の成果と対応についてお聞かせください。
森山氏:ご提案の際に海外のSMS送信サービスの場合、着信率が80%未満となるサービスもあるとの説明がありました。体感値ではありますが、着信率はかなり上がりました。
SMSは見積もり依頼のボタンを押すとまず即時、それから7日後に再度配信されます。すぐ届いて、しかもプッシュ通知で目立つように表示されやすいのはSMSのいいところですね。実際に、即時配信から比較表をご覧になるお客様は、多くの方が10分以内、遅くても1時間以内にアクセスしてくださいます。信頼していただけているのを感じますね。セキュリティに少しでも不安や疑問があったら、少なくともすぐにはアクセスしないですから。
門田氏:また、導入もスムーズでした。システムと連携する形で空電プッシュを利用しているのですが、提供されたAPIがシンプルな設計だったこともあり、インプリに1週間かかりませんでした。大きな問題もなく、以前使っていたSMSからの切り替えを実現できました。
空電プッシュに今後望むことなどありましたら、お聞かせください。
門田氏:SMSはどうしても文字数の少なさがネックになりがちなので……携帯キャリアと端末に依存せずに700文字までメッセージを配信できる新機能(長文分割機能)が登場したと聞いて、楽しみにしています。長文メッセージを配信できるようになると、できることも増えますから。見積もり比較も、今はSMSに載せたURLへアクセスしていただく形ですが、SMSで見積もり結果自体をお伝えできるようになるかもしれない。
森山氏:社内で「SMSを使いたい」という問い合わせをもらったのに、文字数制限の話を聞いて諦めてしまったケースもありましたから、これまで以上に活用が広がっていくかもしれませんね。
我々が社内向けに「効果があった」と発信したこともあって、SMSの話は社内でもよく出るんです。皆、お客様へ良いタイミングで価値を届けるのが、今後より重要になってくると考えていますから。弊社のカンパニープロミスには「究極のタイミングで最適なソリューションを提案するという価値を通じて、期待を超えたその先にある感動を顧客に提供し……」という一節があるのですが、空電プッシュはまさにそこにフィットしたツールだと、我々も、経営陣も実感しています。
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