24時間、365日利用される損害保険会社向けの
アプリに「空電プッシュ」を導入
「いつでも、確実に」送られる認証用のSMSが、安定的なサービス運営を支える

課題
  • 損害保険会社向けアプリの開発にあたり、ユーザーを簡単に特定できるSMSでの認証を考えていた。
  • 保険会社向けのアプリは24時間365日使われる可能性があったため、いつでも確実に認証用のSMSが送れる安定したサービスが必要だった。
成果
  • 2018年からの約4年間利用しているが、一度も障がいやエラーの報告がなく、確実にアプリを運用できている。

DXのためのアプリケーション開発やBPOなど、損害保険会社に向けたサービスを幅広く展開するテックユニオン株式会社。同社が提供する、事故や災害が発生した際の損害調査用アプリ「Quickcam(クイックカム)」において、「空電プッシュ」は利用開始時の本人認証のために利用されています。24時間365日使われる可能性のあるアプリで空電プッシュが採用された理由や、具体的な使い方等について、代表取締役社長の山下氏にお伺いしました。

損害保険会社が現地に行かなくても、事故や災害時の保険金額を査定できる調査時間の短縮や人的コスト削減を実現するデジタル損害調査アプリ「Quickcam」

貴社の事業内容と山下様の業務内容について教えてください。

山下氏:当社では、損害保険会社に向けた事業全般を手掛けています。BPOなどのサービスや「インシュアテック」(※)関連の事業を進めており、空電プッシュに関わるものとしては損害保険における調査用アプリケーションの開発・運営を行っています。私自身は代表取締役社長として事業全体を運営するほか、そうしたサービスのプランニングにも関わっています。

※インシュアテック
「保険(Insurance)」と「テクノロジー(Technology)」を組み合わせた造語。保険分野における、テクノロジーを活用した新たな商品開発や業務プロセスの改革に寄与するサービス等のこと。

空電プッシュが導入されたのは、どのようなサービスなのでしょうか?

山下氏:「Quickcam(クイックカム)」というアプリで、事故や災害が起こった際に損害保険会社が行う「損害調査」に使われています。保険会社や全国の自動車ディーラー、保険代理店の方々に使っていただくアプリで、基本的には法人のお客様がアカウントを発行し、ユーザーを特定したうえで招待状を送って使っていただくものです。

用途としては、事故時に保険金額査定を行うための調査データを、損害保険会社に共有するために利用されます。損害保険は多くの場合、保険会社が直販するのではなく、各地のディーラーや保険代理店が販売しています。そのため、実際に事故が起きた際、まずはそうした代理店の担当者が契約者の方の対応をすることになります。彼らが保険会社と契約者の間に入ってやり取りをするのですが、実際に支払われる保険金額を決めるためには、これまで、大元の保険会社の調査員が現地に行って調査をし、どの程度の金額に相当する損害かを査定する必要がありました。

この方法ですと、例えば雪国で降雪量が増える冬などの事故が多発する時期は、現地まで行って調査情報を取得するのに時間がかかってしまい、保険会社の調査員が足りなくなるといった課題が発生していました。そこで、調査時間の短縮やコストの削減のためのツールとして利用いただいているのが「Quickcam」です。

このアプリでは、現地の代理店の担当者が事故現場の写真や調査データを送信し、保険会社がそのデータを確認することで損害額を査定できます。代理店から正確な写真やデータを送ってもらえ、やり取りができるのであれば、人的コストや時間をかけずに査定することが可能になります。遠方の地域の場合、調査員が現地に向かっても1日2~3件の調査しかできません。しかし「Quickcam」を活用すれば、地域を問わずに何十件でも査定が可能になります。

そうした損害調査用アプリの、どの部分で空電プッシュが利用されているのでしょうか?

山下氏:エンドユーザーの方が招待を受けてアプリの利用を開始する際、携帯電話番号がIDになっており、ログインするとSMSで認証コードが送られます。そのSMS送信部分に空電プッシュをAPIで使っています。

「いつでも確実にSMSを送れる」安定性の高さが決め手。
送信元の電話番号を指定できることも、詐欺対策上のメリットに

空電プッシュ導入のきっかけと、選定の上での一番のポイントは何だったのでしょうか?

山下氏:SMSによる認証は、ユーザーの特定が非常に簡単という点で、アプリの開発当初から考えていました。空電プッシュを選んだ理由は、サービスの安定性を非常に重視していたからです。保険会社向けに展開するアプリの場合、24時間365日使われる可能性があるため、いつでも確実にSMSを送信でき、保守メンテナンスもしっかりしているサービスであることが一番のポイントになりました。

またSMSは、詐欺に利用されるケースや見知らぬ電話番号から届くことも多いため、送り主が特定できることも重要だと考えていました。「Quickcam」ではサービスの特性上、認証用のSMSは当社の電話番号から送られる形になります。その番号を調べてもらえば、どこの会社から届いたSMSかがきちんと分かるように、送信元電話番号を指定できる点もメリットでした。

現在の空電プッシュの具体的な活用方法について教えてください。

山下氏:認証の流れとしては、まず保険会社が利用する管理側のシステムに登録されたエンドユーザーの携帯電話番号へ、招待用のSMSが送られます。そこに記載されたリンクからアプリをダウンロードし、受信端末の電話番号をIDとしてログインしていただくと、再び認証コードが記載されたSMSが送信されます。届いた認証コードを入力することで、認証が完了します。

現在、約2万社の企業に利用いただいており、アカウント発行数は3万ほどです。SMSの送信数は月によってばらつきがありますが、多い時で数百件くらいですね。大きな災害などが起きると数千件に上ることもあります。空電プッシュでSMSが送信されるのは、最初のログイン時またはセッションが切れてログアウトした際の再ログイン時のみになりますので、通常時の送信数はそれほど多くありません。

4年以上利用して、一度も障がいやエラーなし
提供するアプリを確実に運営できることが一番の成果

空電プッシュを導入したことでの成果やメリットについて教えてください。

山下氏:開発担当者からは、API連携時にクセがあって使いづらいといった話は一切聞いていません。一番の成果は2018年から4年以上利用してきて一度も障害やエラーの報告が届いていない点です。先にお話ししたとおり、24時間365日安定して利用できることが重要と考えていましたので、そこを確実にクリアできていることが何より助かっています。

今後の活用方法で考えられていることやご要望があれば教えてください。

山下氏:SMSは到達率が高い点と要件が簡潔に伝わりやすい点が大きな利点。例えばBPO事業の中で、お客様にお送りする書類についてSMSでご案内をしたり、連絡が取れなくなってしまいがちな契約者に定期的にSMSをお送りすることで返答率を上げるといった活用もしています。SMSの送信サービス自体はそういった業務内でも活かせると考えています。

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