前回の記事では、空電プッシュの「短縮URL機能」を活用することで、最大2083文字の長いURLを22文字に圧縮してSMSの送信コストを削減したり、URLのクリック数から疑似的な「既読確認」を行ったりするメリットをご紹介しました。
本記事ではその続編として、短縮URLをさらに効果的に活用するための「独自ドメイン機能」について詳しく解説します。
※独自ドメインをご利用の場合は、設定するドメイン名によって短縮後の文字数が変動します。
目次
空電プッシュで短縮URL機能を利用すると、標準ではhttps://kps.ms/******* というドメインが適用されます。
これをお客様が保有する独自のドメイン(例:https://s.example.jp/*******)に変更できるのが「独自ドメイン機能」です。これには大きなメリットがあります。
見慣れない文字列のURL(標準ドメイン)よりも、日頃利用している企業のドメインが表示されることで、受信者は「公式からの安全なメッセージだ」と判断しやすくなり、クリック率の向上が期待できます。
自社ドメインで運用することで、悪意のある第三者によるなりすましサイトのURLと明確に区別できるようになり、お客様をフィッシング詐欺などの脅威から守ることに繋がります。
※本機能の利用料以外に、貴社でのリダイレクト用サーバー構築・維持費、SSL証明書の運用費用はお客様のご負担となります
ここから先の「2. 独自ドメイン利用時の通信の仕組み」以降は、Webサーバーの設定に関する技術的な内容となります。
実際の設定や運用には専門知識が必要となりますので、社内のシステム管理者様やエンジニアの方へ本記事をご共有いただき、連携してご準備を進めていただきますようお願いいたします。
独自ドメインを利用してSMSを送信し、お客様が目的のWebサイトへアクセスするまでの流れは以下のようになります。
※本項目はシステムご担当者様向けの設定参考情報です。
自社サーバー(例: s.example.jp)から空電プッシュのサーバー(https://kps.ms)へ転送する際の設定例です。アクセスされたパス(文字列)をそのまま引き継いでリダイレクトさせる必要があります。
server ディレクティブ内に以下のように記述します。
server {
# kps.ms へのリダイレクト設定
# パラメータを維持して転送します
server_name s.example.jp;
location / {
return 301 https://kps.ms$request_uri;
}
}
VirtualHost 内で mod_rewrite を使用する例です。
<IfModule mod_rewrite.c> # リライト(転送)機能を有効にします RewriteEngine On # kps.ms へのリダイレクト設定 # ^/?(.*)$ で先頭のスラッシュ重複を防ぎ、$1でパスを引き継ぎます。 # 転送先に新たなパラメータを指定していないため、元のパラメータも自動維持されます。 RewriteRule ^/?(.*)$ https://kps.ms/$1 [R=301,L,QSA] </IfModule>
※上記は設定の一例です。貴社の環境に合わせて適宜変更してご使用ください。なお、設定例ではリダイレクトのステータスコードを「301(恒久的な移動)」としていますが、ブラウザへのキャッシュの影響を考慮し、ご要件に合わせて「302(一時的な移動)」への変更もご検討ください。
本機能はオプション契約となるため、別途お申込みが必要です。また、システム設定・運用時には以下の点にご注意ください。
短縮URL機能で独自ドメインをご利用いただく際の、お問い合わせからご利用開始までのステップは以下の通りです。
【既に「短縮URL機能」をご利用中のお客様へ】
現在すでに短縮URLオプションをご契約中の場合、追加料金なし・追加のご契約手続き(御申込書)不要で独自ドメインをご利用いただけます。必要書類は「設定内容確認書」のみとなります。
短縮URLを独自ドメインに変更することで、SMSの安全性とブランド力を高めることができます。自社Webサーバーでのリダイレクト設定や証明書の運用など、技術的な準備が必要となりますが、お客様に安心してメッセージを開いてもらうために非常に有効な手段です。
設定にあたっては社内のシステムご担当者様とご連携いただき、ご不明点やオプションのお申込みについては、弊社営業担当者までお気軽にお問い合わせください。