公共施設の「予約忘れ」「無断キャンセル」を防ぐため、
自治体向け施設予約システムにSMS送信機能を追加

株式会社ジーウェイブ様 ロゴ

株式会社ジーウェイブ様

Karaden SMS APIを
選んだポイント

  • サンプルコードが公開されていて、技術者が簡単にコーディングできる
  • クレジットカードでの支払いが可能
  • 無料トライアルがあり、無償で検証ができる

主に自治体向けのシステム開発を行っている株式会社ジーウェイブ様。健康診断の予約システムやマイナンバーカードの交付予約システムなど、多くのソリューションを提供しています。同社が2024年4月より新たに提供を開始するのが、公共施設予約システム「OpenReaf」のSMS送信機能です。これまではメールのみで行っていた予約確認の連絡を、Karaden SMS APIを活用することによってSMSでも行えるようアップデートしました。Karaden SMS APIを選んだ理由、その魅力やメリットなど、詳しいお話を代表取締役の吉田氏、営業担当の井川氏にお伺いしました。

施設予約のリマインドに活用したい!
自治体からの要望でSMS送信機能を追加

ジーウェイブ様の業務内容についてお教えください。

吉田氏:当社はシステム開発会社です。主に自治体向けのシステムを開発しており、イベント受付システムやマイナンバーカードの交付関連システムなどを提供しています。ほかに、厚生労働省や経済産業省といった省庁の案件、大学などとの共同研究開発も行っています。

2024年4月に、貴社が提供する公共施設予約システムOpenReafに、Karaden SMS APIを活用したSMS送信機能を追加されるとお聞きしました。

吉田氏:OpenReafは、公民館や体育館、文化ホールといった公共施設の予約システムです。2006年、国からの助成金を活用して、施設予約システムとしては国内初のオープンソースシステムとして開発しました。2007年に自治体向けのサービスとしてリリースし、以降、オンライン決済機能やスマートロック連動機能などさまざまな機能を追加しながら成長を続けています。ライセンス提供版ならびに無償提供版を含めると、現在200以上の団体にご利用いただいています。

どういった経緯で、OpenReafにSMS送信機能を追加することになったのでしょうか?

吉田氏:OpenReafを導入されている自治体様から、「SMS送信機能を追加してほしい」という強い要望をいただいたことがきっかけです。

井川氏:これまでは、施設の予約時や、予約日の3日前、前日などに、メールが届くような仕組みで運用をしていました。しかし、メールだけですと、なかなか見ていただけないという課題があったようです。「迷惑メールに埋もれて確認できなかった」「そもそもメールを見ていない」という方も多く、予約当日に施設に来ない方がいらっしゃったと聞いています。こうした事態を回避するため、ほぼ確実に届き、見てもらえる確率が高いSMSを使いたいという要望をいただきました。

吉田氏:ご要望をあげてくださった自治体様は、デジタル田園都市構想の一環として、地域の全家庭に1台ずつタブレットを配布するという取り組みをされていました。そこにSMSが届けば、ご年齢やICTの活用度に関わらずほぼすべての住民に確実にお知らせを届けられる、という思いもあったようです。

こうした課題感やご要望を受けてSMS送信機能を追加することになり、利用するサービスの検討を開始しました。

ソースコードが公開されており開発が容易。
無料ですぐにテストサイトが使えるところも魅力

Karaden SMS APIを選ばれた理由についてお聞かせください。

吉田氏:Karaden SMS API は、類似のサービスと比較したところ価格が手頃で、しかもソースコードが公開されているなどスピーディに開発できそうな印象でした。それで、導入を決定しました。

お申込み時の手続きについては、どなたが、どのような段取りで行いましたか? なにかご契約周りの作業についてお感じになったことがあればお聞かせください。

吉田氏:申し込みは当社のSEが行いました。Karaden SMS APIサイトのフォームに必要事項を記載するだけですぐに無料でSMS送信機能が使えるようになり、技術者からは「サンプルコードを参考にコーディングするだけで、とても簡単だった」「無料で検証できる点がありがたかった」と聞いています。クレジットカードで決済できるところもいいですね。

実際に使ってみて、魅力に感じた点はございましたか? 開発時のメリットについてお教えください。

吉田氏:なによりよかったのが、サンプルコードが公開されているところですね。当社のSEも「サンプルコードを見れば一発でやり方がわかり、迷うことがまったくなかった」「マニュアルが充実していたため、問い合わせをすることなく作業を進めることができた」と話していました。実際に、1週間かからずにシステムとの連携が完了していて、あっという間に接続できたという印象です。全体でもシステム側のUIを変更するなどの調整も含め、約半月で検証を終えています。

こうした検証や調整を経て、OpenReafからSMSが送信できるようになりました。当面はオプションという形での提供になりますが、施設の予約時、利用日の3日前や前日といった任意のタイミングで、申込者様宛てに、メールまたはSMSを選択してお送りできるようになっています。まずはご要望いただいた自治体様で使っていただいて、うまくご活用いただけたら、ゆくゆくは標準機能として提供したいと考えています。

SMSは、メールのデメリットを補う連絡手段。
今後もさまざまなシステムと連携させ活用したい

SMS送信機能について期待することをお聞かせください。

井川氏:新たに追加される機能ということもあり、現時点では、どんな効果があるかわからないのですが……。まずは導入いただいた自治体様で、課題の解決につながるような働きをしてくれるといいなと思っています。実際にお客様に使っていただいて、どんな感想をいただけるのかが楽しみです。

吉田氏:SMS送信機能は、ニーズの高い機能だと感じています。自治体様とのお打合せの際に「当社のシステムにSMS送信機能を追加しようと考えている」とお話すると、「おっ、それはいいね」「どんなときにSMSを送信できるようになっているの?」と、興味を持って質問してくださるケースも多いです。

メールは、届いても見ていただけないケースが多い連絡手段です。しかも、メッセンジャーアプリの普及や迷惑メールの増大などの影響で、以前に比べて使われにくくなっているように思います。また、Gmailやhotmailなどサービスによって仕様もさまざまで、変更も多くあります。一方のSMSは、仕様変更がほとんどなく、シンプルで、メッセンジャーに近い簡単さや気軽さを備えています。
メールにはメールのよさがありますのでなくなるということはないと思いますが、「メールだけでは足りなくなってきている」のもまた事実です。今後は、メールとSMSが両方使える・選べるサービスやソリューションがより好まれるようになると思いますね。

最後に、4月から利用を開始する自治体様での活用が進んだ先の、長期的な展望についてお聞かせください。

吉田氏:いまのところ、SMSが使える自治体向けの予約システムは、ほとんどないのではないかと思います。今後は、「SMSが使える」ということをひとつの強みにして、より多くの自治体様に向けてOpenReafをご提案していきたいですね。また、当社のほかのシステムとSMSを連携させることも考えています。Karaden SMS APIは、一度仕組みがわかってしまえばいろいろなシステムと簡単に連携させることが可能です。活用の幅を広げ、自治体様やその先にいる住民の皆様にとって、より便利なサービスを提供したいと思っています。

Karadenでは、SMS送信機能から始まり、CPaaSとして他機能の開発を予定しています。
CPaaS(Communication Platform as a Service)とは、 コミュニケーションに関する機能を多数備えたクラウドサービスです。

無料トライアル

誰でも無料で気軽にお試しいただけます。

お問い合わせ

Karadenのお問い合わせはこちら

テクニカルサポートはこちら