宿泊予約システムにSMS送信機能を追加。
サンプルコードの活用で、スピード開発を実現

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有限会社エスエムアイ様

Karaden SMS APIを
選んだポイント

  • サンプルコードが公開されており、事前にどの程度の期間・工数で組み込めそうか把握できた
  • クレジットカードで決済でき、手数料や経理の負荷を軽減できた
  • トライアル中の問い合わせ対応が、スピーディかつ確実だった

有限会社エスエムアイ様は、主に宿泊施設向けの予約システムを開発しているシステム開発会社です。同社が提供する宿泊予約システム「宿帳くんフロンティア」に、SMS送信機能を追加するため、2023年6月、Karaden SMS APIを導入されました。SMS送信機能を追加したことによって、お客様から「メールやお電話では連絡が取れないお客様と連絡が取れるようになった」「予約内容を確実に把握していただけるようになった」などの喜びの声が届いているといいます。導入の経緯やKaraden SMS APIの選定理由などについて、予約システム統括マネージャーの北川氏にお話しいただきました。

お客様からの要望で、宿泊予約システムにSMS送信機能を追加することに

まずは貴社の事業内容や特徴についてお聞かせください。

北川氏:当社は、主に宿泊施設向けの予約システムを開発しているシステム開発会社です。じゃらん、楽天トラベルといった国内OTA(Online Travel Agent)をはじめ、Booking.comやExpedia・Googleなどの海外の主要OTAとも連携し、宿泊施設の自社サイトでの予約や電話などでの予約もあわせて一元管理できるサイトコントローラーと呼ばれる仕組みを提供しています。当社のサイトコントローラーの特徴が、PMS(Property Management System)を兼ね備えているところ。予約だけでなく、宿泊客の部屋割りやチェックインの管理、飲み物や追加料理等を含めた請求書や領収書を発行することもでき、売り上げなどの施設情報を、まとめて確認・管理できるようになっています。

宿泊予約システムのほかに、アクティビティ、ダイビング、レストラン、バーベキューなどの予約システムも提供しており、レジャー全般のシステムを扱っている点が強みです。宿泊施設やレジャー施設独自のシステム開発やWebサイト制作なども行っています。

2023年6月、貴社が提供する宿泊予約システム「宿帳くんフロンティア」に、Karaden SMS APIを活用したSMS送信機能が追加されたとのこと。どのようなきっかけで、機能が追加されることになったのでしょうか?

北川氏:当社のお客様である宿泊施設から「SMS送信機能を追加してほしい」と要望いただいたことがきっかけです。

宿帳くんフロンティアには、宿泊予約客向けにメールを送る機能が付いています。ところが、メールアドレスの変更や、迷惑メールフィルターの設定などで、メールが届かないということがしばしば発生していたとのことでした。お電話で予約の確認を行う宿泊施設も多いのですが、つながらないことがあり、何度もかけ直さなければならなくなってしまうことも……。宿帳くんフロンティアから予約内容ページを出力して郵送するという方法もありますが、手間やコストがかかりますし、そもそも届いたものの見ていただけないというケースも少なくありません。

どうしても連絡が取れないときは、携帯電話から手作業で地道にSMSを送っていたという宿泊施設もあったようです。そのようなご苦労があって、「ノーショーを避けるためにも、連絡が取れるようにしたい」「そのために、到達率や着眼率が高いSMSを導入したい」というご要望をいただくに至りました。

事前にサンプルコードが確認でき、開発の全体像をイメージして進められた

Karaden SMS API導入の決め手についてお聞かせください。

北川氏:最初は自社で機能開発することも考えたのですが、時間やコストがかかるため、APIを探して、2~3社のSMS送信サービスをピックアップしたことを覚えています。

導入の決め手となったのが、サンプルコードが公開されていたところです。他社の場合はコードが公開されていないケースがほとんどで、料金や詳細など、問い合わせをしないとわからない状況でした。一方、Karaden SMS APIの場合は、私たちが開発の一部に使っているPHPやPythonでのサンプルコードが、ほぼすべてわかるようになっていました。コードを見れば、考えている仕組みが実装できそうか、開発に何日程度かかりそうかなど、おおよその全体像が把握できます。すぐに、「これは簡単に開発できそうだ」「早く、効率よく連携できる」と感じました。

ほかに、クレジットカードで決済ができるところにも惹かれました。クレジットカードなら振込などの手数料がかかりませんし、なにより明細が管理しやすく、経理の負荷を軽減できます。当社では基本的にクレジットカードで支払いを行うようにしており、その運用にもフィットすると思いました。

当社は10名程度のエンジニアで開発を行う小規模なシステム開発会社です。ですから、できるだけ開発時間を短縮し、契約や経理の手間を削減して、スピーディーに、効率よく開発を行いたいと考えて運営をしています。そのような希望やスタイルにぴったりマッチするのが、Karaden SMS APIでした。

2~3日でコーディングが完了し、素早く機能を追加。
宿泊施設の満足度が大きく向上した

まずは1週間、トライアルをされたとお聞きしています。トライアルについてのご感想をお聞かせください。

北川氏:Webで申し込みをしてトライアルをスタートし、それから2~3日で、ある程度のコーディングが完了しました。その後、2~3日かけて、システム上に組み込む作業やUIの調整などを行い、1週間であらかたの開発を終えています。通常は2~3か月程度かかる作業だと思いますので、「どんなに早くできたとしても1か月はかかるだろうな」と想定しており、それが1週間でできてしまったことにとても驚きました。

トライアル中に助かったのが、問い合わせに対する素早い回答です。ほとんどの作業はガイドを見ながらスムーズに進められたのですが、1点だけ、サービスID関連で問い合わせをしたところ、すぐに明確な回答をいただくことができました。少ないやり取りで不明点をクリアにすることができ、ストレスなく作業が続けられ、とてもありがたかったです。

宿帳くんフロンティアでは、どのような形でSMSが送れるようになっているのでしょうか?

北川氏:管理画面には宿泊予約をされたお客様の情報を確認できるページがあり、そこからSMSを送信できる仕組みです。SMSは、施設が任意で設定した定型文を使って送っていただくこともできますし、任意の文章をその都度入力してお送りいただくことも可能です。定型文としてご用意しているのは、「予約内容の最終確認です」といったような文言とともに、予約内容の確認ができるページのURLを送るようなもの。主にリマインドにご活用いただいています。

宿泊施設の反応はいかがですか? 寄せられているご感想や効果についてお聞かせください。

北川氏:宿泊施設からは「非常に便利」という声が届いています。「メールや電話では連絡がつかないお客様と連絡が取れるようになった」「内容をきちんと見ていただけるようになった」などたくさんの感想をいただいており、好評ですね。また、「途中で予約内容が変更になった場合もすぐに伝達して確認してもらえる」「お客様と宿泊施設が把握している予約情報に齟齬が発生しなくなった」との声も頂戴しています。

ユーザーの満足度が確実に上がっているということが、私たちにとってなによりの成果です。今後は、Web上で作成した請求書や明細書をSMSで送信できるようにしたいと思っています。また、宿帳くんフロンティアや宿泊施設独自の会員サイトのログイン認証に使用したり、当社が提供するほかのレジャー予約サービスに組み込むなどの活用も考えているところです。少しずつ活用の範囲を広げていきたいですね。

Karadenでは、SMS送信機能から始まり、CPaaSとして他機能の開発を予定しています。
CPaaS(Communication Platform as a Service)とは、 コミュニケーションに関する機能を多数備えたクラウドサービスです。

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